薪の窯④

我窯の薪窯では、「さや」を使用しませんので全体的に還元炎をうけます。それは主として棚組の前列部分で、後方には還元炎がかかりながらも酸化炎のように、やわらかい炎になっていきます。作家Aは主に器物は、練り込み技法と化粧掛けを使用。棚組の後方列に並べる食器類のダメージを少なくする為、窯詰めは、前列に壺であったり象、魚、椅子等大きさのあるシリーズ物を配列します。

「魚の筥」32㎝×17㎝×高さ20㎝