長く続け試行錯誤をくりかえしてきた練り込み技法。この頃やっと自分なりの作業が定着したと感じます。新しい発想に拡がると嬉しいのですが。

長く続け試行錯誤をくりかえしてきた練り込み技法。この頃やっと自分なりの作業が定着したと感じます。新しい発想に拡がると嬉しいのですが。

京都鉄道博物館で2025年10月4日~2026年1月12日、「アートする世界の鉄道展」が催されていました。作家Aの父、太田忠(1908ー1971)は、長く新制作協会の会員を続けた画家でしたが、同時に蒸気機関士を勤めていました。当展では所蔵された、風景の中に鉄道をさりげなく描いた絵画六点が展示されています。場所を得てきっと父は安堵出来たと思います。
先週末は、ロープウェイ通りも共通テストに向かう学生さん達をたくさん見かけました。その昔、作家Bの頃は「共通一次」とよんでいたと思います。国語の試験問題ででた柳宗悦の、『「美」という漢字は、「羊」が「大きい」と書く。「大きい羊が美しく見える」、つまり「美」は「本能」だ。』という内容の文章に出会い大変感動した記憶があります。後日、作家Aにその話をして「試験で・・・」とあきれられました。共通一次の思い出です。
本年初頭、暖かい日和に恵まれた1月6日、作家Bに誘われ町立久万美術館へ出かけました。長い道中の途中、鬼北町の市で細かく砕いた檜の袋を見つけました、その香りは中国山脈の盆地育ちの私に故郷を思い出させるもので、奇しくもなつかしさを感じています。

作家Bの個展が終わりました。お出かけ下さいました皆々様に心からお礼申し上げます。作家Aの芸大同期生、美術史家、新関公子さんは学部二人だけの女子学生だったこともあり、私共の仕事に関心があります。「まどかさん、成長していらっしゃいますね。絵は空間の把握が知的で魅力的。」と、ご一報がありました。作家Aもこれからの発展を楽しみに出来る展示と感じています。

猛暑が落ち着いたようです。やっと小鳥の姿が木の葉の間に見られるようになりました。酔芙蓉の花もチラチラ。作家Bは10月11日~16日の「山内まどか展」の為、汗水流して準備の最中です。作家A」は「鳥シリーズ」のご依頼の半数ほど納品しました。

今年は早くも梅雨があけました。その報前日、義母山内和代の33回忌法要を医王院で営みました。朝倉窯築窯の地を捜していただいた方です。闊達で明るい人柄で、長く共に暮らした作家Aは生き方を学ぶことが出来ました。梅雨の雨の中で咲いた泰山木の花写真をお供えしました。
作家Aは、気遣い続く還元炎の窯詰めを終えたせいか早春の庭の雑草取りが新鮮です。その折、ふと振り返るとほのかな薄いピンクの花が一輪、目に映りました。島のAさんにいただいた「つる姫」の名を持つ椿の花。癒される一刻です。

※「鶴姫」
作家Aは島の山暮らしでヘビに出会うことが多くあります。ヘビは草や花の間にもぐり、陽を浴びて昼寝したり、海風を気分よく感じることもありそうです。口笛をふくか歌う気分になる時もあるカナと思い「singing snake」を創りました。



朝倉窯から大島窯に移窯した当時、山内達雄ともみじ林を作ろう、ともみじの木々を移動しました。此度、巳の干支展を催すにあたり、温暖化の季節の変化でもみじ林は十二月に色付きました。会場でもみじが短かった秋のことを話しかけています。
「大島窯干支展・巳」
~12月20日(金)
am10:00~pm4:00