新関公子さん

芸大生の頃、芸術学科のクラスには二人しか女子学生がいなく、やきものやになった作家Aと、芸大教授から美術史を続ける新関さん、仕事が違っても励まし合う二人です。岩波書店の「図書」と云う月刊誌に秋ごろから東京美術学校の歴史を西洋と日本の出会いと葛藤という観点から連載することになり準備中と、以前お便りをいただいていました。12月23日、第一回が出来たと送ってきました。「15回位書く予定で終わるまで生きていなければ!」とありました。論を書き上げるには何より体力がいります。作家Aも学生時代、一年以上かけてグロピウスのバウハウスを卒論のテーマにし、提出時へとへとにくたびれ果てたことを思い出しました。新関さん、健康に気を付けてがんばって。

かしこいうさぎ

此度の「干支展・卯」では、うさぎを飼っている人が何人かみえました。

Tさん、子供の頃学校の先生にならってうさぎを飼っていて、そのうさぎは犬のように散歩の時ついてきたのだそうです。その方は、「僕がうさぎが好きなことを話します。」と言って語り始めました。接客をしながら、妙に懐かしいような心地よい時間を過ごしました。

「うさぎの印花干支鉢」これから年内最後の窯に入れます。

2022年の紅葉

我窯では12月に入ってかえでがオレンジ色に紅葉しています。連立するかえでの中で、特に鮮やかに赤く紅葉する大木がありみとれてしまいます。ところで先頃、遠縁の書道家から「晏如(あんじょ)」と云う言葉が届きました。(安らかで落ち着いた)の意で、来る年が争いなどなくと、言葉が添えられていました。その時にこそ出会いたい紅葉の美しい一シーンです。

何時ものことながら

窯元での会場準備は看板の下見から始まります。此度も来年が少しでも明るい年になってほしいと願いながら干支づくりに明け暮れてきました。山中の窯元です。手造りの看板が皆様の無事の到着にお役に立つと嬉しいです。

新聞のおみやげ

恒例の干支展(11月下旬)の準備に明け暮れしているうちに、金木犀も香りを感じただけで日が過ぎています。今は世情の問題が重なっているので、月日の過ぎるのも格別なのかもしれません。松山から毎週持ち帰ってくれる作家Bのおみやげ、新聞の束を読みながら…。そんななか、久しぶりに朝日新聞の「おやじのせなか」で谷本道哉さんの父上、英米児童文学研究者の誠剛氏の「町の文章教室」の紹介が面白そうで読みたくなっています。

素焼きを待つ干支たち

 

想い出の時間と花

山茶花は赤、紅、白と我が窯の庭では何気なく咲く何気ない樹です。今朝、早くも沢山の一重の白い花をつけている山茶花が1本目にとまりました。朝倉窯時代、玄関脇にあった木を移動したものです。此処大島窯であの過ぎた時間の想い出を運んでくれているようで、見入ってしまいました。

 

 

2022年のむかご

長かった酷暑を忘れる程に静かに秋冷がやってきました。農道の生い茂る雑草を部落の方々が草刈りして下さり感謝です。朝の散歩の途中、揺れているむかごを見つけました。我が家に秋を告げてくれる食材にもなる恵みです。

※「山道

※「むかごご飯

※「むかごの連

※「秋の味覚①

白い彼岸花

窯への荷物を運びながらふと見ると、白い彼岸花が咲いていました。今まで葉だけで咲くことはありませんでした。嬉しい驚き。店のスタッフ、松本さんからもらったものです。

コロナ前、東京、銀座で、近くでお互い個展を催していた先輩から展示のご案内がありました。コロナとの共存が始まっているのですね。

 

2022年の残暑

立秋とは名ばかりで酷暑が続いています。珍しくさわやかな早朝、庭を覆っていた枯葉の処理など勢出しました。ついやりすぎたのか疲れがとれません。そんな日、ヤンキース戦で大谷君が29号ホームラン。思わず拍手。元気が出ました。