残暑

山中では、雨が降るとしばしば生い茂った草木が道に垂れ下がってきます。

先日、ノコギリ片手に以前からから気になっていた道を塞いでいる竹を切りにいきました。

 

蝉の大合唱の中、通りすがりにたくさんの青い栗をみかけました。

 

残暑厳しい日が続いていますが、空の様子も真夏とは違うようです。

少しずつ季節が変わっているようです。

 

続・鬼北町の花

猛暑の続く日々です。久しぶりに東京から来訪のNさん達の為、展示室に花を飾りました。鬼北町市場の切り花の一束。活けながら花を切り取った人の美意識が率直に伝わってくる、その思いを感じる一刻になりました。

名前は「デイクロア」

異なる十株のあじさいを語ることなく植えて去られた島のМさん。

各々に「星花火」とか「ダンスパーティー」とか名前を付けられていました。

なかでも「デイクロア」は、初めてみた珍しい可愛いあじさいです。

元気で水もちもよく、つぼみの時から飾らせていただいています。

デイクロアのつぼみ
開花したデイクロア

あじさいの伝道師

 

梅雨空の日々、晴れた日の青空は不便な山暮らしを一刻忘れさせる清々しいものです。昨年の展示会の際、突然ご来訪の島のМさんが、あじさいの異なる十種類の株を我庭先に植え、去られました。今年、花を咲かせ始めたあじさいの花を、作家A、B、庭先に出ては楽しませてもらっています。

 

亀の行方

今冬、島では降水量が少なく、ダムの水量を心配する話題がのぼります。我窯の池も、当地開窯以来さだかな記憶に残っていないほどの浅さになりました。出逢っていた池の子亀達が見当たりません。

 

「亀の箱」

2022年の紅葉

我窯では12月に入ってかえでがオレンジ色に紅葉しています。連立するかえでの中で、特に鮮やかに赤く紅葉する大木がありみとれてしまいます。ところで先頃、遠縁の書道家から「晏如(あんじょ)」と云う言葉が届きました。(安らかで落ち着いた)の意で、来る年が争いなどなくと、言葉が添えられていました。その時にこそ出会いたい紅葉の美しい一シーンです。

想い出の時間と花

山茶花は赤、紅、白と我が窯の庭では何気なく咲く何気ない樹です。今朝、早くも沢山の一重の白い花をつけている山茶花が1本目にとまりました。朝倉窯時代、玄関脇にあった木を移動したものです。此処大島窯であの過ぎた時間の想い出を運んでくれているようで、見入ってしまいました。