のぼり窯のこと

のぼり窯を長く焚き続けています。薪窯焼成には、ガス窯や電気炉焼成にない独特な焼き上がりがあります。それを大切にしてくださるコレクターの方々に出逢うことが出来ました。特にHさんは私が造りたい潤いの世界を受け取ってくださる方です。インターネットで求められた作品群を嬉しく、感謝しています。

 

 

お土産

最近松山から持ち帰ってくれる作家Bの土産、「新聞」を楽しんでいます。朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、etc。「天声人語」「編集手帳」「余禄」など。世相を伝える各新聞特有の感覚を含め、デジタルとは異なる生活の今を伝えてくれる新聞の役割の大きさがあります。コロナ禍で店を休業することになり、松山からのお土産もしばらくお休みです。

「新聞」

 

 

新聞

私にとって新聞は、東京や広島に住んでいた頃、何処でも安易に手に入るものでした。現在は愛媛県の島に住んでいるので、テレビやインターネットで満たされない活字文化の情報源を伝えてくれる面が強まってきたと感じています。

ところが、突然一昨日、六月いっぱいで愛媛新聞の配達を終えると告げられました。理由は我窯だけが辺鄙な山中にあり、配達員が車に傷がつくのを嫌がる為とか。このことで大切な活字文化とあと一日で決別とは。新聞が読めなくなる日がくるなど思ってみなかった出来事に重く複雑な想いで過ごしています。

 

 

 

 

歯科医院通い

作家Aは、このところ山内達雄の遠縁にあたる中村稔先生の診察に通っています。看護師さん達とも、すっかり顔なじみになりました。丈夫が取り得の歯でしたが、すっかり自信喪失状態です。仔象の土づくりで元気を取り戻しています。

野の恵み

 

今年はつくしを採りそこねましたが、よもぎ、蕗など春の野の香りを味わっています。先日はOさんからわらびを届けていただきました。庭の片隅にえびねらんの群生、羽衣ジャスミンが咲き始め、青空が澄んでみえる一刻、一呼吸が贅沢です。木々の成長には唯々、驚かされますが。

 

2021年の山茱萸

山茱萸が咲き始めました。我が窯には2mと3m程の二本の木があります。陽当たりのよい方が小花の群をなして春を告げています。電線に引っかかる程延びた枝を、今朝作家Bと二人がかりで梯子をかけ、伐採したところです。

 

テーマ

このところ、コロナ禍の世相に影響されてか、仕事の方向が定まりません。作家Aは愛読している寺田寅彦随筆集に「ただそらで考えるだけではテーマはなかなか出て来ないが、何か一つつつき始めるとその途中に無数の目当てが出来すぎて困る位である。そう言う事でも興味があるからやるというよりは、やるから興味が出来る場合がどうも多いようである。」の一文に共鳴。土造りを始めました。