名前は「デイクロア」

異なる十株のあじさいを語ることなく植えて去られた島のМさん。

各々に「星花火」とか「ダンスパーティー」とか名前を付けられていました。

なかでも「デイクロア」は、初めてみた珍しい可愛いあじさいです。

元気で水もちもよく、つぼみの時から飾らせていただいています。

デイクロアのつぼみ
開花したデイクロア

あじさいの伝道師

 

梅雨空の日々、晴れた日の青空は不便な山暮らしを一刻忘れさせる清々しいものです。昨年の展示会の際、突然ご来訪の島のМさんが、あじさいの異なる十種類の株を我庭先に植え、去られました。今年、花を咲かせ始めたあじさいの花を、作家A、B、庭先に出ては楽しませてもらっています。

 

まけないために

作家Aは、眼科診察でひやひや、歯科診察でがっくり、体の部品に手を加える時期がきました。若い頃のようにはいきませんが、老いた中古車はせめて足の筋力だけはと室内自転車で足をきたえつつ、大谷君18号に歓声をあげています。わがやの猫、イッちゃん、おとめちゃんも中高年です。

「2023 てくてく展」④

「2023 てくてく展」も半ばになりました。

 

 

展示会を開く時は仕事の進歩をご覧戴けるよう新しい試みの作品を並べます。此度は作家Bの現代版鳥獣戯画風掻き落しのマグカップなどが好評です。

「化粧搔き落し」

 

作家Aは、長年続けてきた練り込み技法に墨流し風の変化を加えたり、新しい表現を模索中です。お客様の反応に次の仕事のヒントをもらっているところです。

「練り込み」

 

 

 

蒸気機関車

機関車は私にとって身近なものです。幼い頃から家中油彩油の臭いがただよっているのが当たり前の環境で育ちながら(亡父は新制作協会会員で画家でした。)一方で国鉄時代の機関士と云う珍しい仕事をしていました。蒸気機関車を「海風」シリーズとして始めたのは、私にとって以前から創りたいと思っていた当然のテーマのような気がします。

画 太田忠

「海風」シリーズの始まり

長年続けている「響」シリーズは対象が白い象ですが、「海風」シリーズは蒸気機関車です。島のFさんから東京の三人目のお孫さんの誕生祝い(のぼり祝い)を依頼していただき思い付きました。ちなみにご長男誕生時は「かぶと」、ご次男誕生時は「舟」を創らせていただきました。舟はお祖母様在住の瀬戸内海を想い浮かべてほしく。

ちびっ仔達

世の中には猫好きと犬好きの二派があると思います。我窯の二人は両方好きな方です。それでも作家Bはより猫好きで、作家Aは犬好きです。最近パソコンを開くと仔犬達の画像がランダムに見られる様、作家Bがセットしてくれました。これ程くつろげる愛らしさに勝るものはなくすべてを忘れてにやけています。(「笑点」の比ではありません。)

 

「wallpaper better」より