探りながら

創る時間が余り残されていない作家Aです。作品の新しいテーマ創りを探っています。長い間還元炎中心に焼成。此の頃練り込みの色彩を黄色で試み始め、酸化炎焼成しています。そんな折東京、銀座で個展を続けていた頃、何度か近くで個展を催されていた高木慶子さんから三冊目の画集が届きました。大学の先輩のがんばりに背中を押されたようです。

 

 

「東京展での同窓の人達⑥」

展示前

あれよあれよという間に11月も終わりです。

大人になるとなんでこんなに時間が過ぎるのが早いのでしょう。

師走と共に「干支展」も直前となりました。

作家Aの龍の新作も窯からでてきました。

先にできた龍とは焼成方法が違うこともありますが、ガラっと雰囲気が変わりました。

しっぽと舌がチャーミングです。

 

こちらは香合サイズ。

 

作家B的には、このシリーズの巻き巻きしっぽにハマっています。

 

展示のDM

只今、12月の窯元での展示会、「干支展」の案内状を準備中です。

最近は、アナログ人間にも優しいアプリで遊び感覚でデザインができて便利です。

 

 

 

龍の秋

ススキやセイタカアワダチソウの花が山道を縁取り秋らしくなって参りました。

暑い夏から始まった我が窯の干支作りも後半に入って参りました。

作家Aの龍も第一陣が焼き上がりました。

 

「練りこみ龍の箱」

異国の見知らぬ音楽が流れていそうな龍の箱です。

 

 

「練りこみ干支香合」

練りこみの山の上に君臨するちょっととぼけた龍の香合。

 

 

 

 

作家Bの花文の龍も遅ればせながらで焼きあがりました。

 

 

季節が駆け足で進み始めたようです。

皆様、お体を大切にお過ごし下さい。

 

 

ネットショップ“ohshimagama”

 

 

 

暑い初秋

温暖化で30度以上の暑い日が続く夏のような初秋です。

それでも草むらにむかごの連を発見。秋をみつけました。

大谷翔平選手の手術の報。

二年先、二刀流の歴史が復活する様子をこの目で見る日がくることを待っています。

 

むかごの連の中の素焼き前の龍の練りこみ香合

「干支展・辰」の日程を決めました。

小鳥が運んだ種からゆりの花が元気に咲きました。諸事情に戦争が加わり地球をキズつけ温暖化が加速する昨今です。いつも展示会の日程が決まるのに時間がかかるのですが、今回、恒例の干支展の日程を12月1日(金)~12月10日(日)に決めました。来年は「辰」です。次の年が少しでも穏やかなものになりますように。

蒸気機関車

機関車は私にとって身近なものです。幼い頃から家中油彩油の臭いがただよっているのが当たり前の環境で育ちながら(亡父は新制作協会会員で画家でした。)一方で国鉄時代の機関士と云う珍しい仕事をしていました。蒸気機関車を「海風」シリーズとして始めたのは、私にとって以前から創りたいと思っていた当然のテーマのような気がします。

画 太田忠