飛び入りの午

今日は暑いのか?寒くなるのか?と気温に振りまされがちな秋となっています。

さて、大島窯の干支と言えば

印花模様に化粧掛けの白い子と焼締の茶の子が長年定番でした。

(右)化粧掛、(左)焼締

 

ネズミの年に黒泥の搔落の花文を始めお陰様で定番となっております。

黒泥花文

 

さて、先日の作家Bの個展もありで、飛び入りで制作したのが絵付けの午です。

絵付け

 

鞍(ゼッケン)付きの実の文様の午君、ご好評いただいております。

今後定番にすべきか、飛び入り参加にするのか、

他の干支を思い浮かべながら悩み中です。

展示を終えて

先週の個展の際は半袖を着ていたのに、昨日からぐっと寒くなって「こたつを出すべき?」と悩む今日です。

さて、ギャラリー・アンフィールでの個展「山内まどか展 ー陶器と日本画ふたつの世界ー」もお陰様で無事終了いたしました。お忙しい中、ご来場くださいました皆々様、お声、ご感想を下さった皆々様、ありがとうございました。

アンフィールでの展示は日本画をまとめて発表できる貴重な場でもあります。私は日本画と陶器の制作においては異なる意識で制作しています。今回の案内状のコメントでは、それを一つの家に違う入口から入った二人の自分、と表現しました。今回展示を終えて、私にとって日本画の制作は、遠く遠くに朧げにみえる光を信じて厚い雲をちょとずつちょっとずつはがしているような行為で、陶器はとにかく手を動かしながら少しずつ展開させて、手で考えているような行為だな、と思いました。そして展示の度にいつか違う入口から入った二人の自分が出会うことはあるのだろうかと想像します。が、いまのところそれは妄想と思えるほど異なる二人です。

 

ギャラリー・アンフィール会場にて

 

 

鳥の仕事

猛暑が落ち着いたようです。やっと小鳥の姿が木の葉の間に見られるようになりました。酔芙蓉の花もチラチラ。作家Bは10月11日~16日の「山内まどか展」の為、汗水流して準備の最中です。作家A」は「鳥シリーズ」のご依頼の半数ほど納品しました。

鳥シリーズ

来年は午です。

日昼の暑さは続いていますが、夜は賑やかに秋の虫が鳴いています。

作家Bは干支の制作を始めました。来年は『午』です。

振り返れば父から干支の制作を引き継いだのは午の年からです。

今回3回目の午となり、光陰矢の如しです。

 

 

9月もネットショップ“ohshimagamal”では

せール品を掲載中!

個展のDMができました。

9月に入っても酷暑が止まりせん。10月11日からギャラリーアンフィールでの作家Bの4回目の個展の案内状ができました。10月は涼しくなっていますように。と、心から願いながら汗をかきかき制作中です。

鳥のレリーフ

お盆になりました。

この頃になると今年も後半に入るのだなと感じます。

作家Aは依頼された鳥の陶板を制作中です。

丸い目が可愛い鳥の子。

焼きあがったらどんな模様が表れるのか楽しみです。

 

 

ネットショップ“ohshimagama“では、セールを継続中です。どうぞご覧ください。

ネットショップ”ohshimagama“

 

「少女」

来週店に納品予定の椅子型の置物です。

練り込みの元気な花柄模様で、小ぶりで可愛い様子から「少女」と名前をつけました。作家Aの椅子のシリーズは、一輪挿しやぐい呑み、干支などちょっとしたものを置くといい雰囲気になるのでディスプレイで重宝しています。今回の「少女」も何が似合うかな、と今から楽しみです。

 

「椅子型置物」と「花喰い鳥香合」
「椅子型置物」と「龍文ぐい呑み」

 

ちなみに椅子のイメージの置物ですが、椅子としての造りではありませんからおかけにはなりませんように。

「パンフルートがきこえる」

先日の「森のおはなし」に続いて、三人の女の子の「パンフルートがきこえる」を今度の週末、店に飾る予定です。「パンフルート~」は、「蕗の子」や「古き都の媛皇子」等と共に作家Aが長く続けたテーマの一つです。ギリシャ神話のパンの神様が、傷ついた動物を癒すために音楽を奏でたというお話が由来です。今度の女の子たちは鳥を抱きしめています。

 

「パンフルートがきこえる」(17.5㎝×35㎝×高さ31cm)

「シンギング スネーク」

 

作家Aは島の山暮らしでヘビに出会うことが多くあります。ヘビは草や花の間にもぐり、陽を浴びて昼寝したり、海風を気分よく感じることもありそうです。口笛をふくか歌う気分になる時もあるカナと思い「singing snake」を創りました。

 

三匹並んで口笛を吹いている様子

 

※「満月蝋梅と招き蛇(仮名)」