のぼり窯のこと

のぼり窯を長く焚き続けています。薪窯焼成には、ガス窯や電気炉焼成にない独特な焼き上がりがあります。それを大切にしてくださるコレクターの方々に出逢うことが出来ました。特にHさんは私が造りたい潤いの世界を受け取ってくださる方です。インターネットで求められた作品群を嬉しく、感謝しています。

 

 

Hさんへ

何時も練込手のご注文をいただきありがとうございます。この度は茶碗蒸しの器でしたが、勉強になりました。ご指定の大きさはともかく軽さがご満足いただけたらと気にかかっております。

歯科医院通い

作家Aは、このところ山内達雄の遠縁にあたる中村稔先生の診察に通っています。看護師さん達とも、すっかり顔なじみになりました。丈夫が取り得の歯でしたが、すっかり自信喪失状態です。仔象の土づくりで元気を取り戻しています。

幟祝

以前、Fさんから、東京在住の戌年生まれのお孫さんの為に、五月節句祝の冑のご注文を受けました。次いで昨年次男さんが誕生。コロナ禍でお祝いの上京ができないこの時期です。島からの想いを込めて、幟祝をつくらせていただきました。ご覧下さると、「瀬戸内海じゃねぇ。」とお祖母様の一言。

「練り込み舟香合」

 

 

テーマ

このところ、コロナ禍の世相に影響されてか、仕事の方向が定まりません。作家Aは愛読している寺田寅彦随筆集に「ただそらで考えるだけではテーマはなかなか出て来ないが、何か一つつつき始めるとその途中に無数の目当てが出来すぎて困る位である。そう言う事でも興味があるからやるというよりは、やるから興味が出来る場合がどうも多いようである。」の一文に共鳴。土造りを始めました。

お抹茶茶碗

山内達雄は印花文を中心とした、いわゆる三島手風器物を多くつくりました。又、とりわけお茶碗つくりには熱意がありました。残念なことは印花文を使ったお茶碗をほとんど残さなかったことです。

作家Aはコロナ禍が始まる前の昨年11月、「茶の湯道具」のIさんから小ぶりの印花文茶碗、30個のご依頼を受け、今年7月、登り窯で焚き上げました。お茶会は一年先に延期された由ですが、先頃お茶碗の方は手渡しを終えました。私としては長年続けてきた仕事の中で初めて手掛けた珍しいものになりました。印花文の細やかな表現は見る人の納得をいただきやすいことなど学ぶことがありました。

改めて山内達雄の印花文茶碗に出逢えない現状が悔やまれます。

登り窯ー2020

梅雨明けが待ち遠しい此の頃です。過日雨の中、登り窯を焼成しました。例年より1ヶ月以上遅れての窯焚きで、暑さが心配されましたが、無事焚き終えることができました。コロナ禍の中、ままならないことばかりですが、今年も登り窯の窯焚きができほっとしています。

2020年 泰山木の花

登り窯の窯詰めを終えて外に出ると梅雨空のなか、泰山木の大輪の花が咲いているのが目に入りました。何時もの年ならエビネ蘭の花が咲いているのに気付きほっと気のゆるむ時期です。今年はコロナ禍であれもこれも延引し今日、やっと窯詰の終盤を感じ取れるところまでたどり着きました。