芸大生の頃、芸術学科のクラスには二人しか女子学生がいなく、やきものやになった作家Aと、芸大教授から美術史を続ける新関さん、仕事が違っても励まし合う二人です。岩波書店の「図書」と云う月刊誌に秋ごろから東京美術学校の歴史を西洋と日本の出会いと葛藤という観点から連載することになり準備中と、以前お便りをいただいていました。12月23日、第一回が出来たと送ってきました。「15回位書く予定で終わるまで生きていなければ!」とありました。論を書き上げるには何より体力がいります。作家Aも学生時代、一年以上かけてグロピウスのバウハウスを卒論のテーマにし、提出時へとへとにくたびれ果てたことを思い出しました。新関さん、健康に気を付けてがんばって。