登り窯Ⓑ

2011年発行

作家Aは、山内達雄の追い回しをしながら、登り窯築窯当初から窯詰めをしてきました。その為に窯の中の火まわりの限定された場所に、自分の作品の場を見つけました。当初、道祖神のような庶民的祈る対象を形として求めていましたので、登り窯でないと表現出来ない子供達がうまれました。山内達雄は平成14年に亡くなりましたが、作家Bの助力を得ながら大島窯は登り窯を続けています。現在、作家Bは電気窯で金彩手の個性的な作風をつくりつつありますので、登り窯の特性はより限られていくでしょう。

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