つばき 侘介 島も今年の冬の寒さは長く、春を告げる 様に一斉に咲く黄色の花々は見当たりま せん。今治の展示会から帰宅した私たち、 作家A,Bを出迎えてくれた花木は椿で した。 亡くなって13年になる山内達雄は花木 の好きな人でした。川辺に沿ってウナギ の寝床のように細長い土地に朝倉窯を 築窯した時、二人で競って苗木を買い求 めたものです。 海が大好きな夫が、大島に第二の築窯を 決めた時は、朝倉で成長した花木たちが 大島山中の木々と仲良く馴染ん でくれるかと案じたことを思い出します。 藪椿