粘土

今年の登り窯焼成の時、五年程前に自分が使い切っていなかった粘土が、大バケツ一杯残つていることを発見。この酷暑の日々、早朝のやや涼しい時間帯にその土を使って壺作りをしています。粘土というと、今年17回忌を迎えた山内達雄が1年8ヶ月の闘病中、次の仕事の準備の荒もみ粘土を10玉残していました。作家Aは、主が使えなかった粘土を感慨深く使ったものです。