タタラ

練り込みタタラ足付鉢

ろくろを使わないタタラ造り。一見シンプルな技法ですが、上手に造るのは難しいです。普段ろくろばかりの私(作家B)が、たまにタタラを造ると無駄に土を触って上手く決まりません。作家Aは山ほどタタラを造ってきたので、手際よくチャッと決めることができ羨ましい限りです。丁寧に手をかける作業以上に、必要最小限の手数でみせる仕事に職人技が秘められています。

(上)焼き締め豆皿、(下)焼き締め長方タタラ皿

 

 

 

STAGE銀座の出品作②

作家Bは金彩の食器を中心に並べます。いつもの波文に魚が加わったり金彩模様も少しずつ展開しています。今回は急遽、壁のものとして、作家A作の陶額に作家Bの日本画の取り合わせの作品も数点飾ります。「大島窯の店」やギャラリ-CHUCHUの「新春展」に時折出品していたものに手を加えました。楽しんでいただければ幸いです。

 

「大島窯作陶展」

2月5日(日)~2月11日(土)

am11:00~pm7:00

(最終日pm3:00まで)

STAGE銀座

銀座ナイン1号館1階

STAGE銀座の出品作①

今頃東京では、STAGE銀座の初日を迎えているころです。東京ではガラ系携帯1台で動く作家A、B。その間このブログはお留守になってしまうので、便利な予約投稿機能を使って出品作を少々ご案内します。

今回作家Aは登り窯焼成の練り込み花入れや水鳥シリーズ、練り込みマグカップ、香炉などなど、出品します。一足早く「雛の頃」も出品します。早春らしい会場になればと思います。

「雛の頃」

 

「大島窯作陶展」

2月5日(日)~2月11日(土)

am11:00~pm7:00

(最終日pm3:00まで)

STAGE銀座

銀座ナイン1号館1階

香炉のふた

昨年一月、窯元を訪ねて下さった日展七宝作家の松本由紀子さんからふたが送られてきました。こちらも香炉にどうかと合わせて作ってみました。松本由紀子さんの作品はイギリスの雑誌に載ったそうです。

近道のない仕事

 

山内達雄が伝統的なやきものを生業としていたので、私は練り込み技法を自分なりの方法で試みてきました。仕上がりの困難な技法なので、まだまだ先がみえません。懲りずに試みを続けています。どの仕事も同じと思いますが近道のない仕事です。

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水鳥

 

干支の鶏ではないのですが。鳥つながりで、丸い頭と美しい胸模様にひかれ水鳥を長皿風につくりました。珍味を盛って、食卓をおしゃれにコーディネートするときがあっても楽しいかと思います。多目的利用の期待を込めた鳥です。

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道具・文様②

 

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「印花文片口鉢」山内達雄

大島窯と言えば、印花文のデザインを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

先代窯元、山内達雄がお抹茶茶碗から日常雑器まで幅広く使っていた技術です。改めて数えたことはありませんが、数十種類、千に及ぶはんこは、山内達雄が一つ一つ手造りしたものです。現在は作家Bが受け継いで使っています。たくさんあるはんもよく使うものは、欠けたり摩耗したりして少しずつ減っています。大切な道具です。