卯の花が咲きました。
うつむいた地味な花です。
それとなく「うの花のにおうかきねに~」の唱歌を想い出させる風情が我窯に相通じるとは思いこみでしょうか。
今日も展示室の準備に明け暮れる一日でした。
卯の花が咲きました。
うつむいた地味な花です。
それとなく「うの花のにおうかきねに~」の唱歌を想い出させる風情が我窯に相通じるとは思いこみでしょうか。
今日も展示室の準備に明け暮れる一日でした。
窯出し展の準備も大詰めに入りました。
どんな作品を見ていただけるでしょうか?
薪窯はガスや電気のように効率よくはいきません。風、湿度、薪量、薪を投入する人の体力等々、様々な条件が重なって大きな失敗もあれば初めて目にする美しいものに出会うこともできます。今回は無風と充分な赤松の支度の安心感から3の間を焚きすぎてしまいました。何度焚いても全ての部屋が成功という訳にはいきません。
今日は道に看板をつけたり、Fさんに道の草刈をお願いして車が通りやすいようにしてもらいました。窯出し展ならではの準備です。
大島窯前の登り道の入り口です。
目印の看板をつけました。
100mほど進んで、
右手に見える建物の一階が会場です。
( 吉野君のバックハンド)
5月8日正午から始まり60時間かけた今年の登り窯の焼成を終えたところです。薪割り、薪の乾燥、窯詰め、窯焚き、全て皆に協力してもらってやっと焚き上げるという窯です。特に三室半の房のうち、1の間を焚く15~17時間は若い男性の助力が必要です。これまで芸大の後輩をはじめ、心ある若い青年の何人もがこの体力の必要な汚れ役の仕事に携わってくれました。四年前からは益子焼の青年達が手伝ってくれています。今年は三回目の吉野君でした。我登り窯を「(先代は)大きなものを遺されましたネ。」と目を輝かせる青年です。この言葉は窯の維持に苦労し重く感じている私の気持ちをほぐしてくれました。吉野君のプロの火入口の投入さばきはみごとで、窯の火中を確かめながら火力を落とさぬようバックハンドで薪を投入する方法を教わりました。
(作家A)
のぼり窯の準備も、もう一息のところまできました。忙しい日々です。そんな時我が家でも気付きにくい湿地の場所に、毎年多年草のエビネが群生しています。なんだか疲れを忘れて嬉しい気持ちを味わえる一瞬です。
クロさんです。猫を飼っていると猫がやって
きます。クロさんは一番の古株です。かって
は玉三郎と庭先で「真昼の決闘」さながらに
闘っていました。ほとんどの猫が目の端に入
る程度の訪問なのに対して、クロさんはこの
時期「え?うちに住んでるの?」と聞きたく
なる程頻繁に顔を出します。
もちろんお目当ては玉、ではなくて女子です。
早々に避妊済みの我が家の女子にどのような
魅力があるのかわかりませんが、春先になる
と現れ、窯出し展で人の出入りが激しくなる
頃に姿を消すというパターンがかれこれ四年
続いています。謎の男です。今年もお約束の
ようにやってきて「二ャンニャーー」と一生
懸命女子に話かけ、足蹴にされています。
そんなクロさんを凝視しているのは玉。
言いたい事がたくさんありそうです。