2021・干支展② 寅年・夏の公演のこと(第14回今治能)

最新情報(2022年2月26日)

「第14回今治能」「第24回関西観世花の会」は令和4年4月17日(日)に開催予定です。

令和3年4月29日に公演されるはずの関西観世花の会は、コロナ禍で延期となり秋にはということでしたが、長きにわたるコロナ禍の為、来年の夏公演となりました。その間、主催の橙黄会、大亀藤英様、体調を崩されましたが回復されました。本日、大島窯・干支展を訪ねられた笑顔の1ショットです。寅年夏の公演を楽しみにしています。

「第14回今治能・第24回関西観世花の会」

看板の下見

窯元での展示前になると看板が雑草に隠れて見えなくなっているかなど、心配して下見をします。開窯当時からお手製で作った看板です。その他は、当初は書家のIさんが長年ボランティアで揮毫を続けて下さいました。気づかぬ間に鉄製のものを建てて下さった方もあります。名も告げず手助けして下さった方々のご好意を思う時、感謝で目頭がにじみます。

カギ発見

六月頃、鎌で雑草刈りに熱中しているうちにポケットに入れていた家の鍵を紛失しました。何しろ広い雑草の中です。幾度も捜したのですが、ついにあきらめ新しい鍵を使っています。十月に入って一昨日、部落の方々がきれいに道の草刈りをして下さいました。嬉しく様子を見に行った時のこと、失くした鍵が置いてあるのに気付きました。唯々驚きました。鍵には大学時代の友人が創った鍛金細工の「なまず」を付けています。ふいに失くした貴重な時間が戻ってきたような気分です。拾って下さった方のご厚意に感謝感謝です。

のぼり窯のこと

のぼり窯を長く焚き続けています。薪窯焼成には、ガス窯や電気炉焼成にない独特な焼き上がりがあります。それを大切にしてくださるコレクターの方々に出逢うことが出来ました。特にHさんは私が造りたい潤いの世界を受け取ってくださる方です。インターネットで求められた作品群を嬉しく、感謝しています。

 

 

お土産

最近松山から持ち帰ってくれる作家Bの土産、「新聞」を楽しんでいます。朝日新聞、読売新聞、毎日新聞、etc。「天声人語」「編集手帳」「余禄」など。世相を伝える各新聞特有の感覚を含め、デジタルとは異なる生活の今を伝えてくれる新聞の役割の大きさがあります。コロナ禍で店を休業することになり、松山からのお土産もしばらくお休みです。

「新聞」

 

 

新聞

私にとって新聞は、東京や広島に住んでいた頃、何処でも安易に手に入るものでした。現在は愛媛県の島に住んでいるので、テレビやインターネットで満たされない活字文化の情報源を伝えてくれる面が強まってきたと感じています。

ところが、突然一昨日、六月いっぱいで愛媛新聞の配達を終えると告げられました。理由は我窯だけが辺鄙な山中にあり、配達員が車に傷がつくのを嫌がる為とか。このことで大切な活字文化とあと一日で決別とは。新聞が読めなくなる日がくるなど思ってみなかった出来事に重く複雑な想いで過ごしています。

 

 

 

 

歯科医院通い

作家Aは、このところ山内達雄の遠縁にあたる中村稔先生の診察に通っています。看護師さん達とも、すっかり顔なじみになりました。丈夫が取り得の歯でしたが、すっかり自信喪失状態です。仔象の土づくりで元気を取り戻しています。