香り高いキンモクセイの香りが漂ってきます。
我窯の周辺には朝倉窯から移動した三本のモクセイを植えています。
何故か雨の日は空中が香りに包まれ仕事の忙しさがなごみます。丁度この時期は干支作りが始まりますが、作る手がしばし止まります。
香り高いキンモクセイの香りが漂ってきます。
我窯の周辺には朝倉窯から移動した三本のモクセイを植えています。
何故か雨の日は空中が香りに包まれ仕事の忙しさがなごみます。丁度この時期は干支作りが始まりますが、作る手がしばし止まります。
昨日は久しぶりに今治市内に出ました。
前夜の荒天が嘘のような爽やかな空の下、ちょうど「スリーデーマーチ」の初日ということで軽快に歩く人達をそこここで見かけました。このしまなみ海道のウォーキング大会に参加している人達の姿も馴染みのものになってきました。
今治港の工事中の港務所はガードが外されて大きな船のような風貌を見ることができました。
中央体育館では今月、秋場所巡業がくるとか。「今治場所」なんて初めて聞きます。以前からの大きな横綱の垂れ幕にたくさんののぼりが加わり賑やかになっていました。麓は行楽の秋らしい様子です。
今日も気持ちの良い秋晴れです。山の上に広がる空をパチリと納めました。
夏を惜しむかのように水引草が其処此処に咲いています。
今年の九月は覚悟していた猛暑が肩透かしのような涼しさで初秋が訪れています。
夕暮れの丸の内、
三菱1号館館美術館エリアの中庭
先日の東京でのこと、10代の頃からの親友と夕暮れの丸の内を歩いていたら、通りに大きな虎の彫刻が出現。もしやと近づいたら、「ANIMALS」シリーズの人気作家、三沢厚彦氏の作品でした。しばらく進むと今度は見上げるような彫像が。この顔は!とプレートを確認すると、イタリアの作家、ジュリアーニ・ヴァンジの作品です。いつかは見たいと思っていた作品と突如出会う事ができました。後日、調べたら「丸の内 ストリートギャラリー」の一群だそうです。
薄暮の中でヴァンジの作品と出会った帰り道、思い出していたのは隣の隣の島、大三島のところミュージアムです。初めて訪れた時、私の大好きなマリソールの、しかも「ピカソ」の作品に出会えたのは感動でした。ところミュージアム自体も農道にポツンと佇んだ作品のようです。今頃、マンズーの「枢機卿像」と共に見る海も秋の気配がしているだろうか、と想いを馳せるようなチャーミングな美術館です。
我窯の庭に初秋の花、酔芙蓉が真っ盛りです。
白い大きな五弁の花が、時間を経るとあでやかな紅色に染まります。
販売をしながら忙しく作業に明け暮れていると、安易な仕事になっていることに気付かなくなっていることがあります。東京での催しは小さなギャラリーでしたが、日頃の仕事の全体像をつかむのに好都合でした。
何時も観てくれているkさんが一枚の皿の白さに疑問を投げかけてくれました。仕事の分野は異なりますが作家の一言です。磁器と異なり陶器は白さに変化があります。その為、発色の度合いが、その皿を作る人の作品の方向づけをより鮮明にします。土質の選び方、釉の濃度、又、酸化炎で焼成するか還元炎にするかなど全てが発色の為の過程です。貴重な疑問を受けて自分の仕事の方向性を明確に表現するこだわりを出せたかな、と此度の展示のことを思い起こしています。
練り込み四方皿