新作「練り込み手雛の箱」
昨日、ステージ銀座へ荷物を発送しました。
小さな会場ですが、準備でやることは盛り沢山です。
作家Bは金彩の仕上げに今しばらくかかります。
各種「金彩杯」
各種「練り込み手豆皿」
130号F
第5回 露木恵子個展 シリーズー雲に乗ってー
院展に出品されていた日本画家露木恵子さんは、「作家の社会性」を行動で実体験され続けています。文化と福祉の結びつきを深く考えておられ、病院や福祉施設へ自作の絵画を寄贈されてきました。その寄贈先は70近くになるそうです。作品は(雲とか朝焼けとか)優しい自然が中心です。お人柄も作品に通じるものが漂ってくるのですが、時折、職人的粋さと云うものがちらつくときがあり、親しみを増します。それは、私の恩師である名著「工芸概論」などの著者、前田泰次先生が父上であること、お祖父様が横山大観時代の金工科鋳物教官、田中清次先生であったと云う環境が個性となっているように思います。
私の個展には「登り窯の子供達」の人形創りの時代から訪ねて下さっていて、干支の丑年(前田先生の干支)あたりから作品の香合に「ウチにくるかね。」と声をかけながら毎年求めていただいています。
「玉ちゃん鳴かなくなったね。」と作家Aと顔を見合わす今日この頃。
静かなので心配になり捜すこともしばしば。大抵は部屋のどこかで寝入っています。外に出せない不憫さでせめてもの憂さ晴らしと、撫でまわしたりごはんをだし続けるうちに見事なぽっちゃり体型に。。
元々俊敏なタイプでもない玉ですが、子供の頃からヘアゴムは大好きです。ヘアゴムをみると、サッカーボールよろしく弾いて一人遊びをしています。困るのは棚にしまってるのを嗅ぎ付け、強引に引き出しをあけて持ち去ることです。気がついたら私のヘアゴムは猫の餌皿や部屋の隅の埃の中に埋もれています。
とはいえ玉の一番の慰めはいちこと乙女の存在でしょう。
変わることなく三匹団子で寝ています。
。
「三次本通りギャラリー まるて」は
本通り角にある古い薬屋さんをギャラ
リ-にしたものです。オーナーの小田
さんご夫妻とは、作家Aが1999年
三次のベッケンビール会館で個展をし
2009年、オープン間もないギャラ
リーで作家Aの個展を催させていただ
きました。昔の商家の造りは独特で、
数多い個展をこなしてきた作家Aの会
場の中でもちょっと変わった雰囲気に
なったと思います。 スタッフとして
同行した私には、いつも手を大きく振
って見送りして下さるオーナー夫人の
貴美子さんの姿が巴橋と一緒に三次の
風景となっています。
「三次本通りギャラリー まるて」
〒728-0021 三次市三次町1495-1
℡0824-63-9349
7月17日大型台風11号が北上、四国に上陸しました。一喜一憂する夜が明けました。
一年ほど室内で鉢植えで育て、今年地植えしたいちじくの苗はおおきな夜叉五倍子(やしゃぶし)の木やクマ笹に守られ無事でした。いちじくの大好きな作家A、果実を手にするまで元気に働いているでしょうか?それはとても疑問ですが、楽しみです。