展示会の発送

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新作「練り込み手雛の箱」

 

 

 

昨日、ステージ銀座へ荷物を発送しました。

小さな会場ですが、準備でやることは盛り沢山です。

作家Bは金彩の仕上げに今しばらくかかります。

 

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各種「金彩杯」

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各種「練り込み手豆皿」

 

 

 

 

送り火

八月は日本という国を省みる刻です。

そんな時、我窯は月末の東京での小規模ながら作陶展を催す準備に汗を流しています。(8月24日~29日/STAGE銀座)

きのうはお盆の達雄の送り火を焚きながら、つい「そちらでも(あの世)がんばってね。」と口に出て、「それはないだろう。」と作家Bに笑われました。

 

化粧魚文水注ぎ

山内達雄作

化粧魚文水注ぎ

立秋もなんのその

夜になってもなかなか30度から下がりません。

毎日「暑い」としかしゃっべていないような気がします。

東京、STAGE銀座での展示も迫ってきました。

作家A、B共々汗を噴き拭き準備に追われています。

やはり涼しい方が作業ははかどりますね。涼風が待ち遠しいです。

 

 

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化粧掻落花火文ビアカップと団扇豆皿

 

東京展での同窓の人達⑤

 s-DSCN5693雲に乗って(鉈豆)」

130号F

第5回 露木恵子個展 シリーズー雲に乗ってー

 

 

院展に出品されていた日本画家露木恵子さんは、「作家の社会性」を行動で実体験され続けています。文化と福祉の結びつきを深く考えておられ、病院や福祉施設へ自作の絵画を寄贈されてきました。その寄贈先は70近くになるそうです。作品は(雲とか朝焼けとか)優しい自然が中心です。お人柄も作品に通じるものが漂ってくるのですが、時折、職人的粋さと云うものがちらつくときがあり、親しみを増します。それは、私の恩師である名著「工芸概論」などの著者、前田泰次先生が父上であること、お祖父様が横山大観時代の金工科鋳物教官、田中清次先生であったと云う環境が個性となっているように思います。

私の個展には「登り窯の子供達」の人形創りの時代から訪ねて下さっていて、干支の丑年(前田先生の干支)あたりから作品の香合に「ウチにくるかね。」と声をかけながら毎年求めていただいています。

 

 

木槿

散歩大好き人間の作家Aですが、この暑さ、早朝は仕事にあててしまうので、炎天下の散歩というわけにもゆかず、室内のエアバイクで自転車こぎをしています。たまに夕方散歩する時、目に触れる本庄山を彩るむくげの花は可憐でほっと一息です。

 

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近頃の玉

「玉ちゃん鳴かなくなったね。」と作家Aと顔を見合わす今日この頃。

静かなので心配になり捜すこともしばしば。大抵は部屋のどこかで寝入っています。外に出せない不憫さでせめてもの憂さ晴らしと、撫でまわしたりごはんをだし続けるうちに見事なぽっちゃり体型に。。

 

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 元々俊敏なタイプでもない玉ですが、子供の頃からヘアゴムは大好きです。ヘアゴムをみると、サッカーボールよろしく弾いて一人遊びをしています。困るのは棚にしまってるのを嗅ぎ付け、強引に引き出しをあけて持ち去ることです。気がついたら私のヘアゴムは猫の餌皿や部屋の隅の埃の中に埋もれています。

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とはいえ玉の一番の慰めはいちこと乙女の存在でしょう。

変わることなく三匹団子で寝ています。

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東京展での同窓の人達④

鍛金作家、中谷昭子さんは公私共にお世話になっている大先輩です。諸事にご堪能で、以前、芸大受験前に「美大にしようか、音大にしようか」」と迷ったと話されたことを思い出します。80歳になられて初めての個展を催されたと聞きました。それまでの人並みはずれたご経験のことを思うとその生き方に感服あるのみです。

 

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『花器k』

今年2月の「現代美術展」(今治河野美術館)の中谷さんの出品作品

 

三次へ③

41年前のこと、父、太田忠はたまたま訪ねた私に看取られながら三次中央病院で、亡くなりました。63才でした。その時以来、此の度久しぶりに訪れた病院は見違える程大規模になっていました。以前見たことのある父の絵もありました。病院という特殊な場では牧歌的な画面が浮いているように感じられましたが。

昭和16年、33才の時新制作出品の「雪景」で岡田賞を受賞してからの半生、フランスに二度の遊学をし、色彩と絵具を厚めに際立たせるなどマチエールで風景に強さを求め続けた父。

この病院という場の絵に限っては今の時代となじむのに時間がかかるかもしれないと、ふと思いました。

 

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三次へ②

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             「三次本通りギャラリー まるて」は

                                 本通り角にある古い薬屋さんをギャラ

                                 リ-にしたものです。オーナーの小田

                                 さんご夫妻とは、作家Aが1999年

                                 三次のベッケンビール会館で個展をし

s-DSCN5528 (2)                                 た時からのお付き合いです。その後、  

           2009年、オープン間もないギャラ

            リーで作家Aの個展を催させていただ

            きました。昔の商家の造りは独特で、

            数多い個展をこなしてきた作家Aの会

                                 場の中でもちょっと変わった雰囲気に

            なったと思います。 スタッフとして

                                 同行した私には、いつも手を大きく振

                                 って見送りして下さるオーナー夫人の

                                 貴美子さんの姿が巴橋と一緒に三次の

                                 風景となっています。

 

 

 

「三次本通りギャラリー まるて」

〒728-0021 三次市三次町1495-1

℡0824-63-9349

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無花果(いちじく)の苗

7月17日大型台風11号が北上、四国に上陸しました。一喜一憂する夜が明けました。

一年ほど室内で鉢植えで育て、今年地植えしたいちじくの苗はおおきな夜叉五倍子(やしゃぶし)の木やクマ笹に守られ無事でした。いちじくの大好きな作家A、果実を手にするまで元気に働いているでしょうか?それはとても疑問ですが、楽しみです。