窯焚き二日目の炎が静かに燃えています。
一の間、ニの間、三の間はこれからです。
窯焚き二日目の炎が静かに燃えています。
一の間、ニの間、三の間はこれからです。
二の間も大分詰まってきました。
四日間の窯焚きももう直ぐです。
三の間を詰めるのがあと残り数日の仕事になりました。
G.W.後半、久しぶりに店番に出かけました。
満開のナンジャモンジャの花が風が吹くたびに舞い散っていました。
ロープウェイ通りは歩く度に新しい店ができどんどん変わっています。よく当店のような小さな店が40年以上も続いているなと、半ばあきれるような心持ちになります。店に立っていると、熱心に作品を見つめる方や、「ここを目指してきました。」と仰ってくださる方に出会う事が出来ます。店が続いているのは、作家以上にスタッフやお客様の「大島窯の店」への暖かい想いのおかげだと感じます。
作家Aは直線の組み合わせを工夫する練りこみを続けています。「ばらの花」の試みは曲線の土の組み合わせを試すのに手近でした。失敗もありますがすこしづつ理解が深まっているところです。可愛らしいバラを窯出し展でお目にかけることが出来たらいいのですが。
毎年のぼり窯の仕度に明け暮れている時、何気なく目にしてほっと我にかえらせてくれるえびね蘭。今年は気候変化のせいか、何時もの場所では咲いていません。そんな時、窯の戸口で、えびね蘭が咲いているのを見付けました。運んだのは小鳥でしょうか。
遅くなりましたが、窯出し展の期日が決まりました。
来月、5月27日(土)~6月5日(月)です。
山の新緑を楽しみながらお出かけ下さい。
庭の池の上に伸びた杉の木で亀が昼寝をしているように見えました。
シャッターを、と歩み寄るとすでにいませんでした。
意外に敏感な生き物のようです。
焼き物やなので、家の中も仕事場も陶器がゴロゴロしています。
数日前、作家Aが「こんなのがあった。」と仕事場の隅から花入れを持って帰りました。大きさは高さ40㎝×口径30㎝位。青い色が閉じ込められたような深い透明感は登り窯特有の発色で、見ていると時間を忘れるようです。「よく焼けてるのに何で気がつかなかったんだろう?」と作家Aと顔を見合わせたこの花入れ、早速店に送りました。今は「大島窯の店」のウィンドウに飾られていますので、近くにお越しの際はどうぞご覧下さい。
ネットショップに新作を入荷しました。
表情豊かな登り窯焼成の練り込み花入れ、ダイナミックな練り込み足付タタラ鉢、
人気の印花文マグカップの大きいサイズなどどうぞご覧下さい。
作家Bの最近作、経29.5㎝、金彩菊文平皿5枚です。日本古来の菊文様ですが、イギリスの画家スタンリー・スペンサーの作品を尊敬している作家Bの、日本画家としては個性的な方向性が金花に暖かさを感じさせる仕上がりになったと思います。
又、ご依頼下さったHさんが、飾り皿としてでなく、テーブル上の食器として料理好きな娘さんへ送られるお気持ちが、しみじみとした深い愛情を感じさせる平皿に見えると思うのは身近な者の思いこみでしょうか。