2017年の師走

12月25日~26日、今年最後の電気炉の還元炎を焼きました。当地にしては寒い日で、仕事場で朝10時、7度でした。動きにくい程衣服を重ねてしまいました。ご注文いただいた品々を年内にお届けしなければという窯でした。我窯では今年は、殊の外、月日の過ぎてゆくのが早かったように思います。我々昭和世代にとりましては世相が悪い方に激しく流れてゆくのが思いやられる日頃です。個人的にはせめて心身共に健康でありたいと仕事の方を向いています。

練り込み犬香合

鉢とダルメシアン

数年前から作家Bは、注文で干支の鉢を作っています。新しい干支のモチーフに向かう度に「うむむむ」となっています。今年の戌。犬もいろいろおりますが、技法的に収まりやすそうと描いたのがダルメシアン。焼成前は「鉢にダルメシアンってシュールだわ。」と思っていましたが、意外と好評でほっとしています。

干支展③

小さな小鳥が会場間近にきてくれるのは山の展示室ならではです。

炎から創り出された焼き物、自然の息吹の中でおさまっている会場です。

一刻、くつろぎを兼ねてお出かけ下さい。お待ちしています。

 

大島窯窯元 冬の展示会

「干支展」

~18日(月)まで

「灯り」」21㎝×22㎝×高さ50㎝
「練り込み壺」 22㎝×25㎝×高さ55㎝

干支展②

冬空のなか干支展にお出かけ下さりありがとうございました。

広い展示室ですが、岩壁のせいか日が射しこむと暖房がなくてもほんのり暖かく、重宝な会場です。自然光の中、作品も表情を変え、作業場では気付かないことも見えて不思議なものです。

特に童傭は光によって印象が随分変わります。

 

干支展①

 

干支展が始まりました。

窯元展示室の冬の催しです。

 

新しい年の子達も

 

今までの年の子達も

 

童傭や花入れと、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ぐい吞みと一緒に並んでいます。

山の中の窯元ですが、戌達に会いにお出かけ下さい。

 

 

 

「干支展」

 12月9日(土)~18日(月)

   大島窯元展示室

 

 

 

戌を干す

戌をつくる日が続いています。今度の干支、戌はなんといっても乾きが悪いのです。胴体は空洞ですが、頭は土の塊です。その頭が大きいせいか、乾かすのに酉の倍の時間がかかっています。はやる気持ちを抑えながら、天気のよい日は外で干し、夜はストーブの前で整列させています。

作家Aのお気にリの画像。並ぶ戌の後ろ姿が可愛いそうです。

窓辺の小鳥

展示室のガラス越しにじっと中を見つめる小鳥がいます。めじろだったり、ひたきだったり、木の葉のようで可愛い姿です。一度写したいとカメラを取りにほんの少し離れるのですが元の場所に戻ると、姿が消えています。何時か何時かと思いながら、展示室を開ける日が近づいています。