何時も静風を感じる高木慶子さんの油彩は、続ける強い意志を感じとれると思います。作家Aの芸大芸術学科2年先輩で東大大学院を卒業後も銀座での個展を続けておられます。ハーバート・リードの「芸術の意味」を手渡して下さったのがお付き合いの始まりです。
何時も静風を感じる高木慶子さんの油彩は、続ける強い意志を感じとれると思います。作家Aの芸大芸術学科2年先輩で東大大学院を卒業後も銀座での個展を続けておられます。ハーバート・リードの「芸術の意味」を手渡して下さったのがお付き合いの始まりです。
寒波の間にあたたかい雨が降りましたが、又寒さがやってきました。庭の万作の、枯れぎわの大きな葉が、マントのように小さな黄色の花に被さっています。花はいずれ枝一面に咲くはずです。その為「満作」とも呼ばれます。早春一番の花なので「まずさく」がなまって万作といわれているそうです。
おかげさまでこのブログも今日でちょうど1年になります。
去年の今頃はムサ美のS先輩のご指導のもと、目を白黒させながらパソコンの前に座っていたなあと少々懐かしいです。未だ知識は深まりませんが、随分慣れました。
店の販路拡大を目標に始めたブログではありますが、山籠もりの仙人暮らし、パソコンの向こう側の人の気配が書き手二人の精神衛生によい!という思わぬ効果がありました。店や展示会の情報に庭の木や猫話まで、とりとめのないブログですが、今後ともお付き合いいただければ幸いです。
山内達雄は小鳥が好きでした。この季節になるとせっせと、沢山のみかんを二つ切りにして庭の木の小枝に挿していました。ひよの飛来は当然でしたが、何時の間にかめじろが大集合。コロラドソプラノをかわいい声で聴かせてくれました。にぎやかで楽しい一刻を思い出します。
作家Aが東京で初めて作陶展を催したのは昭和58年、新宿の銀花コーナーでした。当時、作家Bは中学生で祖母と留守番をしていましたが、「がんばれ!」と電話で気丈な声をかけてくれたものです。以来、東京では30回余り個展を続けました。
今朝のパンと練り込み花器
此処、本庄山の我窯周辺では、すみれ、菜の花、ユリ、つるききょう、かんぞうなど、野生の花々が群生して咲きます。そのありのままの自然の、なにげない移ろいには、心動かされます。まず早春の水仙が咲きます。先日の散歩中、水仙の群生に出会いました。
寒いので猫たちもずっと家にいます。仲のよい三匹ですが、しょっちゅう小競り合いもします。一匹が眠っているところにやってきて、甲斐甲斐しく舐めているので、ほほえましい光景かと思いきや、
ひっぱたかれ。
いい感じなのに、
怒られて、
説教される。
どの辺で怒りのスイッチが入るのかいつも不思議です。
いつも大島窯作陶展でお世話になっている今治の画廊、「ギャラリーCHUCHU」で(今年は7月の予定)、明後日から毎年恒例の「新春展(小品展)」が始まります。今治在住の作家の方々20数名が参加しています。作家Bは「新春展」では絵を出品しています。今年は作家A作の練り込み陶板額を使いました。額そのもののの大きさがサムホール位の小品です。お近くにお越しの際はどうぞお立ち寄りください。
ギャラリーCHUCHU
第6回 新春展(小作品)
1月29日(金)~2月3日(水)
am11:00~pm18:00(最終日pm17:00)
今治市旭町3-1-15(ユニクロ前)
昨日から40年ぶりの大寒波が大きく南下、西日本も災害レベルの大雪と報じられています。我窯も電気炉をテントで覆ったり、登り窯の戸締りをしたりと待機しました。幸いにも寒風の中、晴天でほっとしています。風花が舞うのをみるのも珍しいこの島、少しあわてている冬の一日です。
島も冬らしい寒さになってきました。年も変わったので、ホームページやフェイスブックのカバー写真を変えようと思い、久しぶりに作家Aの「魚の箱」を出しました。❝魚シリーズ❞でも好きな作品です。私は個人的に❝中国の仙人❞と呼んでいます。箱なので何を入れるか考えるところなのですが、「普通でないものが既に入っているのではなかろうか」などと妄想をふくらませる私をよそに、いちこはせっせと撮影の邪魔をしていました。