どこかでなくして残念に思い続けていた宮本周子さんの短歌集、「冬の海」がご長女の松本由紀子さんから届きました。文学に疎い上に、「あとがき」から読み始める作家Aは、「一切の禍は何かしら良いものを伴って来るー《べートーヴェンの生涯》ロマン・ローラン著ー」の独白詞句に感動された周子さんのあとがきの引用文が忘れられず、「冬の海」に魅せられたのが始まりです。
どこかでなくして残念に思い続けていた宮本周子さんの短歌集、「冬の海」がご長女の松本由紀子さんから届きました。文学に疎い上に、「あとがき」から読み始める作家Aは、「一切の禍は何かしら良いものを伴って来るー《べートーヴェンの生涯》ロマン・ローラン著ー」の独白詞句に感動された周子さんのあとがきの引用文が忘れられず、「冬の海」に魅せられたのが始まりです。
満月ろうばいと練り込み一輪挿し
上空からろうばいの香りが漂ってきます。何時のまにか大木になって早春の空気をふくらませています。
満月ろうばいはと、目をやると寒気の中、黄色の花々が鮮やかです。香りは強く、新年の新しいチャレンジを促しているようです。
昨日は京都から珍しいお客様がいらっしゃいました。
お父上が天文学者の宮本正太郎さん、お母上が歌人の宮本周子さん、ご本人は七宝作家の松本由紀子さんです。遠い親戚にあたります。これまでお会いする機会がほとんどありませんでした。明るいお人柄に、作家Aとのコラボレーションの話も持ち上がり、楽しいひとときとなりました。
作家Aは2年前から骨密度を検査し始め、昨年の暮れ、測定結果が55才相当と伝られました。昭和14年5月生まれ。体力の衰えを認めておりまして此の度の登り窯で最後かと覚悟も有りのところへ、この結果で嬉しい驚きでした。
ついでながらその日、くじ運のない私が商店街のくじに当たり黒煮豆をゲットというハプニングが起き、明るい申年を迎えました。
来年の干支「猿」は可愛いと求めて下さる方もあって、ほっとしています。
あるお客様からは「ラグビーの五郎丸に似ているのもあるね」と言われました。「面白い」と私はうっかり、知人に❝次郎丸❞と伝えてしまいました。知人からは「弟分の次郎丸猿ね。」とさわやかな便りが返ってきて、作者の作家Bもニンマリしています。
(ついでながら、今年は干支をニューヨークへ送って下さるお客様があり、次郎丸猿海外デビューで、作家B再度ニンマリです。)
今年の厄が去って幸せな申年になりますよう干支に因んで願っています。
少し前のこと。夜なべ仕事あけに見た月がとてもきれいでした。たまたま見た天気予報にその日は月と金星と火星、木星が並んで見えるとのこと。いそいそとカメラを持って外に出かけてパチリ。月とピカピカの金星です。その上に火星と木星も並んでいたのですが、柔らかな光でうちのデジカメではとらえることができませんでした。冬の夜空、今晩は満月だそうです。晴れるとよいですね。
皆様、merryXmas!
大きな作品を試みるともう少し先が見えるような気がします。見えるでしょうか。
二本の壺を乾燥中です。
我窯のまんさくは朝倉窯時代の庭から移動したものです。毎年2月頃、葉よりも先にまず花を咲かせるまんさくは大好きな花木の一つです。この秋も紅葉ならぬ黄葉を眺めています。
師走に入って忙しさに拍車がかかってきました。
干支と同時進行で金彩の湯呑など制作中です。
予定より遅れているので押せ押せです。
これから焼成して金彩作業に入ります。
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晩秋の茶花、つわぶきが長い花茎の先に元気な黄色い花を咲かせています。葉はフキに似て厚く、表面につやがあることから「つわぶき」とよばれるそうです。