2026年度干支置物・午
今日は暑いのか?寒くなるのか?と気温に振りまされがちな秋となっています。
さて、大島窯の干支と言えば
印花模様に化粧掛けの白い子と焼締の茶の子が長年定番でした。

ネズミの年に黒泥の搔落の花文を始めお陰様で定番となっております。

さて、先日の作家Bの個展もありで、飛び入りで制作したのが絵付けの午です。

鞍(ゼッケン)付きの実の文様の午君、ご好評いただいております。
今後定番にすべきか、飛び入り参加にするのか、
他の干支を思い浮かべながら悩み中です。
午をウィンドウに並べました。
先週の作家Bの個展で登場した新しい絵付け模様の午も混じっています。
これから大島窯では干支の季節が始まります。
象のラファエロにもへびとウマを従えてもらいました。

先週の個展の際は半袖を着ていたのに、昨日からぐっと寒くなって「こたつを出すべき?」と悩む今日です。
さて、ギャラリー・アンフィールでの個展「山内まどか展 ー陶器と日本画ふたつの世界ー」もお陰様で無事終了いたしました。お忙しい中、ご来場くださいました皆々様、お声、ご感想を下さった皆々様、ありがとうございました。
アンフィールでの展示は日本画をまとめて発表できる貴重な場でもあります。私は日本画と陶器の制作においては異なる意識で制作しています。今回の案内状のコメントでは、それを一つの家に違う入口から入った二人の自分、と表現しました。今回展示を終えて、私にとって日本画の制作は、遠く遠くに朧げにみえる光を信じて厚い雲をちょとずつちょっとずつはがしているような行為で、陶器はとにかく手を動かしながら少しずつ展開させて、手で考えているような行為だな、と思いました。そして展示の度にいつか違う入口から入った二人の自分が出会うことはあるのだろうかと想像します。が、いまのところそれは妄想と思えるほど異なる二人です。

作家Bの個展が終わりました。お出かけ下さいました皆々様に心からお礼申し上げます。作家Aの芸大同期生、美術史家、新関公子さんは学部二人だけの女子学生だったこともあり、私共の仕事に関心があります。「まどかさん、成長していらっしゃいますね。絵は空間の把握が知的で魅力的。」と、ご一報がありました。作家Aもこれからの発展を楽しみに出来る展示と感じています。

早いものでギャラリー・アンフィールでの個展も後半となりました。
日本画の今回の通しタイトルは「獏と庭をくぐる」です。
「獏がいるような庭の花々」というイメージで制作しています。

陶器の新作はこちらのシリーズ。
鳥たちと花々の組合わせです。

さわやかな空間です。ご来場をお待ちしております。

山内まどか展
ー陶器と日本画ふたつの世界ー
10月16日(木)16時まで
ギャラリー・アンフィール
作家Bのギャラリー・アンフィールでの個展も間近となり、明日搬入です。一昨日、陶器はギャラリーに発送しました。絵はまだ粘って手を入れています。今日は長い一日になりそうです。

猛暑が落ち着いたようです。やっと小鳥の姿が木の葉の間に見られるようになりました。酔芙蓉の花もチラチラ。作家Bは10月11日~16日の「山内まどか展」の為、汗水流して準備の最中です。作家A」は「鳥シリーズ」のご依頼の半数ほど納品しました。
