2022年の残暑

立秋とは名ばかりで酷暑が続いています。珍しくさわやかな早朝、庭を覆っていた枯葉の処理など勢出しました。ついやりすぎたのか疲れがとれません。そんな日、ヤンキース戦で大谷君が29号ホームラン。思わず拍手。元気が出ました。

高階重紀先生のこと

山内達雄の絵画の恩師、高階重紀先生には、広島出身である作家Aも、大学の後輩として、何度かご厚意でご配慮をいただいたことがあり、感謝と共に懐かしく思い出します。先生と大西甚平先生とのご指導で、かつて今治市から東京芸大工芸科に一学年で五人もの入学があり、話題になりました。その人たちを中心に昭和55年から「高階重紀とその弟子達展」は今治市河野美術館で始まりました。作家Aも平成2年まで出品させていただいています。会長を山内から川畑さんに変わる経緯があり、其の後身近な場にいませんでしたが、会は智内さんを中心に躍進。終了しました。

此度「高階重紀展」が河野美術館で催されるにあたり、先生のお人柄に接し、作域の方向を知る者にとって、またとない拝見の機会ができました。現在のこの不安定な時代、今治美術の父と称される先生の作品をご覧いただいた多くの方々が美術への関心をひろげ、深めて下さることと思います。

 

 高階重紀展ー生誕110年 今治美術界の父

2022 8.9(火)~8.28(日)

月曜日 休館

9:00~17:00

今治市河野美術館

T・H様のご注文

T・H様からのご依頼は、焼き上がりの寸法のご指示もあり、工夫しながら作るものなので、何時もありがたい経験になります。土造り乾燥中で、素焼き前のご依頼のタタラ皿を写真に撮ってみました。

ジンベエ皿

今回の「animal展」で、作家Bのお気に入りは「練り込みジンベエ皿」です。作家Aが「ジンベエザメをモチーフにする。」と言ったときは、

「ジンベエ?」

 

 

 

と、何が出てくるやら想像ができませんでした。が、窯からでてきたジンベエは、世情の憂鬱にも我関せずのなかなかの飄々ぶりです。目があるような、ないような、と見る度に探してしまいます。

表ジンベエも可愛いですが、ひっくり返すと、

 

 

さすが練り込みで、裏ジンベエもしっかり存在感があります。

 

「animal展」

「animal展」、始まりました。

「動物」をテーマにした今回の展示、

器や陶板に様々な動物が登場します。

動物ということで、今までの練込干支香合も飾りました。

ちょっと懐かしい面々に再会した心持です。

店頭にお越しの際はどうぞ、

カップや花入れの後ろから顔を覗かせている子たちを探してみて下さい。

 

第24回大島窯企画「animal展」

~8月15日(月)

定休日 火・水・木