展示会中の出来事①

我が家のほたるぶくろがようやく咲き始めました。

会場で飾る花を求めていた頃、隣の伯方島は暖かいのでしょうか。タイミングよく伯方のお茶のT先生が白と紅のほたるぶくろを持参して下さいました。90才越えられた先生のお心遣いが本当に嬉しかったです。

 

 

 

 

卯の花

卯の花が咲きました。

うつむいた地味な花です。

それとなく「うの花のにおうかきねに~」の唱歌を想い出させる風情が我窯に相通じるとは思いこみでしょうか。

今日も展示室の準備に明け暮れる一日でした。

 

 

 

ジャスミン

 

5月中旬頃、我が家のスロープに羽衣ジャスミンが3mの高さのスクリーンを造ります。風にのって芳香が漂ってくるので、窯出し展の時期とも重なり、来訪者を喜ばせてくれます。羽衣ジャスミンは長年我窯に気配りしてくださる阿部八重美さんが以前鉢植えを下さり毎年成長したものです。

 

s-DSCN4485 (2)

 

 

エビネ

のぼり窯の準備も、もう一息のところまできました。忙しい日々です。そんな時我が家でも気付きにくい湿地の場所に、毎年多年草のエビネが群生しています。なんだか疲れを忘れて嬉しい気持ちを味わえる一瞬です。

 

 

 

ナンジャモンジャ

ヒトツバダゴ

俗名:ナンジャモンジャ

「あれは何じゃ?何物じゃ?」ということから。

 

 

店の前のナンジャモンジャの花をやっと見ることができました。百聞は一見にしかずです。薄曇りの天気でしたが、小さな白い花に縁どられてロープウェイ通りは賑やかです。 

s-DSCN4288 (2)

春蘭

この季節、春蘭は本庄の山で時折見かける花です。春蘭の種類は日本産、台湾産、中国産、各々多種多様です。本庄の山で目にする春蘭は野生のせいか土壌のせいか色彩が薄く珍しく幽玄をさそう花色です。

 

 

 

 

俯瞰図-①

 

 

島の山中にある我が家から眼下に津島が見えます。

強い風の時には白い三角波が激しい図柄を描き、一月の満月の夜は銀の板のようになめらかな美しく造形された海がみえます。中国山脈の盆地育ちの私がこの俯瞰図を目にした時の息をのむトキメキは忘れられないものです。

この海域では三原行きの高速船が航行していました。来島大橋が出来サイクリングロード大はやりの此の頃、船で往路を行き来した航路の船はありません。潮の香りや波音が、誰かに静かな刻の流れを感じさせ、誰かが太古に想いをはせるゆとり。生活の便利さが置きざりのものもつくるようです。

 s-DSCN3405エメラルド色の海

菜の花

s-RSCN3761

うぐいすの声が聞こえ始めると我窯の入り口看板周辺に菜の花が咲きます。

 看板はご自身多忙な書道家の池田幸子さんの自筆のものです。

朽ちると又書き添えて下さるボランティアの心遣いはありがたいものです。

司馬遼太郎の菜の花忌にあやかるわけではありませんが、

咲き続ける菜の花を一膳如何でしょう。

 

 s-DSCN3739

 「菜の花和え蛸飯」など