戌を干す

戌をつくる日が続いています。今度の干支、戌はなんといっても乾きが悪いのです。胴体は空洞ですが、頭は土の塊です。その頭が大きいせいか、乾かすのに酉の倍の時間がかかっています。はやる気持ちを抑えながら、天気のよい日は外で干し、夜はストーブの前で整列させています。

作家Aのお気にリの画像。並ぶ戌の後ろ姿が可愛いそうです。

窓辺の小鳥

展示室のガラス越しにじっと中を見つめる小鳥がいます。めじろだったり、ひたきだったり、木の葉のようで可愛い姿です。一度写したいとカメラを取りにほんの少し離れるのですが元の場所に戻ると、姿が消えています。何時か何時かと思いながら、展示室を開ける日が近づいています。

干支展 2017

一昨年は「年末イヴェント」、昨年は「拝啓・師走に展示室を開けます・展」と毎年タイトルが迷走していますが、今年はさっぱりきっぱり「干支展」。ということで、冬の窯元展示室での展示会です。時期も例年より早めの9日からです。山の中の窯元で可愛い戌達が皆様のお越しをお待ちしております。

干支展

12月9日(土)~12月18日(月)

am10:00~pm4:00

大島窯窯元展示室

秋空

 

11月に入って気持ちの良い快晴に恵まれています。

窓の外に広がるけやきの色が季節の変わる速さを知らせているようです。

窓辺に貼り付いている玉も秋を感じているかと思いきや、

 

目線の先には乙女が。

乙女は秋空の下、悠悠自適です。

 

「松山百点」

松山の伝統と文化をテーマにした雑誌、「松山百点」の“アトリエ拝見”のコーナーに作家Bの仕事が取り上げられました。「日本画のエッセンスを焼き物に生かして」と題されています。機会がありましたら霜月号(vol.317号)をご覧下さい。美しいカラーページの楽しいものです。

『松山百点』

http://www.dcity-ehime.com/ebook/hyakuten/

ヘッドマークのこと

先頃、優しかった義父母の33回忌と25回忌の法要をしました。帰り際若い住職さんが、我が家の玄関にかけてあるヘッドマークを見て「息子が電車が大好きで。」と目を輝かされました。

以前「三次ゆかりの作家達Ⅰ 太田忠展」(2006年12月15日~2007年1月28日)が奥田美術館で催されている間、このヘッドマークをつけた電車が線路を走りました。亡き父はSL機関士から転職した異色の画家でした。ヘッドマークは父のサインを模して作家Aがデザインしたものです。