山内達雄の絵画の恩師、高階重紀先生には、広島出身である作家Aも、大学の後輩として、何度かご厚意でご配慮をいただいたことがあり、感謝と共に懐かしく思い出します。先生と大西甚平先生とのご指導で、かつて今治市から東京芸大工芸科に一学年で五人もの入学があり、話題になりました。その人たちを中心に昭和55年から「高階重紀とその弟子達展」は今治市河野美術館で始まりました。作家Aも平成2年まで出品させていただいています。会長を山内から川畑さんに変わる経緯があり、其の後身近な場にいませんでしたが、会は智内さんを中心に躍進。終了しました。
此度「高階重紀展」が河野美術館で催されるにあたり、先生のお人柄に接し、作域の方向を知る者にとって、またとない拝見の機会ができました。現在のこの不安定な時代、今治美術の父と称される先生の作品をご覧いただいた多くの方々が美術への関心をひろげ、深めて下さることと思います。
高階重紀展ー生誕110年 今治美術界の父ー
2022 8.9(火)~8.28(日)
月曜日 休館
9:00~17:00
今治市河野美術館