近道のない仕事

 

山内達雄が伝統的なやきものを生業としていたので、私は練り込み技法を自分なりの方法で試みてきました。仕上がりの困難な技法なので、まだまだ先がみえません。懲りずに試みを続けています。どの仕事も同じと思いますが近道のない仕事です。

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水鳥

 

干支の鶏ではないのですが。鳥つながりで、丸い頭と美しい胸模様にひかれ水鳥を長皿風につくりました。珍味を盛って、食卓をおしゃれにコーディネートするときがあっても楽しいかと思います。多目的利用の期待を込めた鳥です。

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おしろい花

台風が去りましたが、秋の気配は虫の音ばかり。本庄山の草木は夏疲れか、無表情です。そんななか道端で、可愛いおしろい花に出会いました。午後4時頃からひっそりと咲き、1日しかもたない儚い花。花言葉は「内気」です。きわだって紅色の濃い小花達に、ついほほえんでしまいました。

 

 

 

スズメバチ

蜂は益虫なのですが、巣造り時の蜂達はなかなか手強いものです。8月中旬、展示室を訪ねたお客さんから、壁に蜂が出入りしていると忠告を受けました。その指摘でやっと気づいたほどの功名な場所、壁の中にスズメバチが、着々と働いていました。市役所の生活環境課に駆除方法を尋ねたり、苦慮の末に、壁の裏側にドリルで穴を開け、駆虫剤を噴射、やっと蜂達に引き上げてもらいました。残暑のおまけのような出来事ですが、まだまだ暑い日が続いています。

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「三岸節子展」

 

先日作家A、Bはミウラート・ヴィレッジ(三浦美術館)で「三岸節子展」を拝見しました。展示されている大方の絵は、色彩された繊細な木彫で施された額が付けられ、個性的なマチエールを更に美しいものにしていました。三岸さんは、新制作協会に出品されていた時期も長かったので、作家Aは、かっての都美館で着物姿の三岸さんにあいさつする父と同伴したことがあります。父は33才の時に、第6回新制作展で岡田賞(三井コレクション買い上げ)を受賞していて、三岸さんの師が岡田三郎助であることを知り、ご縁を感じました。才能に恵まれた勇敢な女性画家の94年間の生涯に圧倒された刻でした。

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酔芙蓉

台風の風が残っているようで、今日はお昼になっても25℃。さわやかです。昨日までの西日本は、一か月以上も雨がなく、34℃の日照りが続いていました。花の気配など気に出来ない程、暑さに耐える日々でした。それでも、初秋の花、酔芙蓉を見つけました。優雅に咲いています。

 

 

 

木漏れ陽の譜

 

島の山での生活は、覚悟していたとはいえ、思いがけない困難に出会うことがあります。そんな日々を、ご厚意で見守って下さるご夫妻から、レリーフのご依頼がありました。

心を込めて贈られる応援先は、「東広島市八本松みづき認定こども園馬越学園」です。

光栄です。

 

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レリーフ「木漏れ陽の譜」