「弓削島」と言ったら「弓削商船」。という位の知識しかなく、同じ島暮らしでもご縁のない所と思っていました。が、この夏、ムサ美の先輩達の旅行にご一緒して思いがけず弓削に行くことができました。かの弓削商船(国立弓削商船高等専門学校)裏には、きれいな海水浴場が広がり、まだまだ夏を楽しむ人達で賑わっていました。初めての弓削は、さわやかさとひなびた佇まいの愛らしい島で、気心の知れた人達と過ごせて、ちょっとした夏休みになりました。
カテゴリー: 窯元日記
木漏れ陽の譜
島の山での生活は、覚悟していたとはいえ、思いがけない困難に出会うことがあります。そんな日々を、ご厚意で見守って下さるご夫妻から、レリーフのご依頼がありました。
心を込めて贈られる応援先は、「東広島市八本松みづき認定こども園馬越学園」です。
光栄です。
寅文様花入れ
「トラです。トラを!」と、ご注文を受けた寅文様花入れ。干支にちなんで寅香合は創っていたのでなじみがあるのですが、花入れということで少々躊躇しました。寅年生まれの阪神ファンの方に送るプレゼント、役割を果たせたでしょうか?
「夏桜展 2016」ーspace sacra-
今年6月にオープンしたばかりの「space sacra (スペースサクラ)」。
現在、今治の作家33名によるグループ展「夏桜展」を開催中です。
先月のギャラリーCHUCHUでの作陶展の際に声をかけていただき作家Bも絵を出品中です。
ほどよい広さの会場は、絵画だけでなく立体にもよさそうです。
奥にはくつろげる談話スペースがあります。
ギャラリーとしてだけではなく、イヴェントなど多目的に使えるそうです。
東京芸大の油科を修了したオーナーの羽藤さんは、絵画教室もされています。
今治の新しいアートシーン、「space sacra」。
この機会にぜひお立ち寄り下さい。
「夏桜展 2016」
8月13日(土)~8月21日(日)
11:00~18:00
会期中無休
space sacra
〒794-0007 愛媛県今治市近見町3丁目4-43
℡0898-23-4310 fax0898-22-0557
✉sacracredo@diary.ocn.ne.jp
ホームページ https://www.facebook.com/spacesacra/
象のおばさん
愛犬芙音が、15才で亡くなった時、しばらくは「ペットロス」でした。その状態を克服する為、作家Bが象を創ってみたらと助言してくれました。其の後、芙音の思い出を秘めた象達は、十頭余り各家庭へ旅立ちました。或るお宅では、二頭居て、作家Aは象のおばさんと呼ばれていると聞き、私もその呼び名が何故か気に入っています。
素描
かって、作家Aの故郷、広島県三次市の実家玄関には、荻太郎氏の女性像が飾ってありました。作者の荻氏は新制作協会会員同志の父と、とても懇意でした。当時、先生は東京芸大受験の素描指導で神様と評判の方でした。我が家に滞在されていた時、私は芸大受験をすすめられました。県立三次高校三年生の田舎者は、フワーとしたまま、その言葉に従ったものです。現在は、私の手元にある荻先生の女性像をみると、あの頃がよみがえります。
ふくろう
数年前、知人のk・Оさんから「ふくろうを創って下さい。」との依頼を受けたことがあります。「袋ですか?」と問い直す位、縁遠く感じたふくろうですが、実はご縁がありました。父が属していた新制作協会の友人であった山本常一さんが、ふくろうがテーマの彫刻家でした。実際にふくろうを飼っておられて、その様子を父から聞いたり写真を見たこともあったのでした。k・Оさんからの依頼を受けた当時、山本常一さんのふくろうは全く記憶に残っていなくて、私なりのふくろうが出来上がったのでした。改めて、今、何時か機会があれば練りこみ手にこだわらないふくろうを創ってみたいと思っています。
summer cats
今年は梅雨明けとともに猛暑に突入したようです。
ほとんどエアコンをつけない我が家ではあちらこちらで猫が転がっています。
祖先は砂漠にいたという猫たち。暑さに強い秘訣はしっかり食べて、ひたすら眠るということでしょうか。
合歓の木
再興第100回の院展が松山の県立美術館で催され、作家Bの恩師からご招待を受けていた二人は松山での雑用を終え、美術館へ向かいました。先生の絵は院展の中でも印象的なもので感銘を受けました。今治へ帰るバスの窓から今が盛りの可愛らしい合歓の花々が日本画的に見えました。公募展を見ると何時も興奮気味です。
搬入前
明日はギャラリ-CHUCHUで搬入です。徹夜の梱包作業が終わり運送屋さんを待っているところです。今日は天気が悪いので、玄関を荷物が占領しています。