「今治能」と過日のお城下祭り

少々さかのぼりまして桜の頃のこと、店の近くで思いがけず馬に出くわし「お馬さんだ!」とテンションが上がった作家B、お城下祭りにでる為待機中の馬達でした。

松山のお祭りはいろいろありますが、「お城下祭り」を見るのは初めてでした。お馬さんの晴れ姿を見ねばと、店の前で通りを注視するものの長い待ち時間。所要をこなしているうちにいつのまにやら通りはクライマックス。しめくくりはやはり殿と姫なのですね。結局、肝心の朝の馬達の姿は確認できず残念でした。

 

さて、ゴールデンウイークも間近になってきました。

4月29日には恒例の「今治能」が催されます。

この機会にどうぞ能の世界を堪能して下さい。

 

 

 

「第15回 今治能」

 

2023年4月29日(土・祝)

開場/正午(12時40分~解説) 開演/午後1時~

 

今治市中央公民館(大ホール)

今治市南宝来町1-6-1 ℡0898‐32‐2892

 

入場料 前売り6000円(全席自由) 学生2000円

当日 6500円

 

           能 

狂言 舟船

仕舞 難波

             杜若

           善界

 

主催 橙黄会

 

お問合わせ

大亀藤枝 

℡ 0898‐22‐0721

 fax 0898‐23‐9282 

 

「2021 干支展② 寅年・夏の公演のこと(第14回今治能)」

「第14回今治能・第24回関西観世花の会」

「平成最後の日に(今治能)」

「井筒ー今治能」

「今治能」

 

ちびっ仔達

世の中には猫好きと犬好きの二派があると思います。我窯の二人は両方好きな方です。それでも作家Bはより猫好きで、作家Aは犬好きです。最近パソコンを開くと仔犬達の画像がランダムに見られる様、作家Bがセットしてくれました。これ程くつろげる愛らしさに勝るものはなくすべてを忘れてにやけています。(「笑点」の比ではありません。)

 

「wallpaper better」より

心に刻む

1983年「銀花コーナー新宿」で初個展を催してから2014年の「銀座ギャラリーハウス中澤」で終えるまで、作家Aは東京での個展を毎年一、二回続けました。特に2002年山内達雄が死去後は生活の為必要な個展でした。来訪者に進歩を観ていただきたく、新作を展示することが自分に課する義務と信じて対応してきました。その頃、私のような未熟者ではなく、精神のバランスのとれた暖かい印象のМさんにお会い出来ました。此度「現在どんな状態であっても自分自身と向き合った時、私の人生はこれでよかったと納得して終わらせることが、とても大事なことではないかと此の頃思うようになりました。」と九十三才のお便りが届きました。生きる勇気をいただいたようで励まされています。

新関公子さん

芸大生の頃、芸術学科のクラスには二人しか女子学生がいなく、やきものやになった作家Aと、芸大教授から美術史を続ける新関さん、仕事が違っても励まし合う二人です。岩波書店の「図書」と云う月刊誌に秋ごろから東京美術学校の歴史を西洋と日本の出会いと葛藤という観点から連載することになり準備中と、以前お便りをいただいていました。12月23日、第一回が出来たと送ってきました。「15回位書く予定で終わるまで生きていなければ!」とありました。論を書き上げるには何より体力がいります。作家Aも学生時代、一年以上かけてグロピウスのバウハウスを卒論のテーマにし、提出時へとへとにくたびれ果てたことを思い出しました。新関さん、健康に気を付けてがんばって。

かしこいうさぎ

此度の「干支展・卯」では、うさぎを飼っている人が何人かみえました。

Tさん、子供の頃学校の先生にならってうさぎを飼っていて、そのうさぎは犬のように散歩の時ついてきたのだそうです。その方は、「僕がうさぎが好きなことを話します。」と言って語り始めました。接客をしながら、妙に懐かしいような心地よい時間を過ごしました。

「うさぎの印花干支鉢」これから年内最後の窯に入れます。

うさぎの記事

先日の「干支展」は、会期中に掲載された愛媛新聞の記事を見て来場される方も多かったです。残念ながら昨年から我が家には新聞がこなくなったので(「新聞」)、記者さんが届けてくれました。ネットもよいですが、紙の媒体の方が落ち着きます。

現在、年内最後の窯焚きにむけて準備中です。

 

何時ものことながら

窯元での会場準備は看板の下見から始まります。此度も来年が少しでも明るい年になってほしいと願いながら干支づくりに明け暮れてきました。山中の窯元です。手造りの看板が皆様の無事の到着にお役に立つと嬉しいです。