京都から

 

 

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松本由紀子さん(左)と作家A(右)

昨日は京都から珍しいお客様がいらっしゃいました。

お父上が天文学者の宮本正太郎さん、お母上が歌人の宮本周子さん、ご本人は七宝作家の松本由紀子さんです。遠い親戚にあたります。これまでお会いする機会がほとんどありませんでした。明るいお人柄に、作家Aとのコラボレーションの話も持ち上がり、楽しいひとときとなりました。

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明けましておめでとうございます。

作家Aは2年前から骨密度を検査し始め、昨年の暮れ、測定結果が55才相当と伝られました。昭和14年5月生まれ。体力の衰えを認めておりまして此の度の登り窯で最後かと覚悟も有りのところへ、この結果で嬉しい驚きでした。

ついでながらその日、くじ運のない私が商店街のくじに当たり黒煮豆をゲットというハプニングが起き、明るい申年を迎えました。

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大きなふね

橋が出来る前、島から今治へ出かける便はフェリーでした。船の到着で今治桟橋は賑わっていました。その頃を思い出しながら久しぶりに歩いてみました。桟橋には完成間近の船の建物が出来ていました。活気を取り戻して新しい時代になればと願っています。

 

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秋晴れ

昨日は久しぶりに今治市内に出ました。

前夜の荒天が嘘のような爽やかな空の下、ちょうど「スリーデーマーチ」の初日ということで軽快に歩く人達をそこここで見かけました。このしまなみ海道のウォーキング大会に参加している人達の姿も馴染みのものになってきました。

今治港の工事中の港務所はガードが外されて大きな船のような風貌を見ることができました。

中央体育館では今月、秋場所巡業がくるとか。「今治場所」なんて初めて聞きます。以前からの大きな横綱の垂れ幕にたくさんののぼりが加わり賑やかになっていました。麓は行楽の秋らしい様子です。

 

今日も気持ちの良い秋晴れです。山の上に広がる空をパチリと納めました。

 

 

 

 

ポートワイン

 

お酒の呑めない、美食家でもない、平凡な作家Aですが、驚いたことにファイン・ルビーという贅沢な最高のポルトを知っています。

このワインは香りと甘味で行ったこともない外国の食卓に想いを馳せさせ、クラッシックな音楽のように沈む気持ちをほぐしてくれます。

毎年贈られてくるこのポルトの励ましは勇気を与えてくれて、もしかしたら私は美食家だったカナと云うところまで展げてくれます。

 

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練り込み独酌杯

 

 

 

 

ネットでショップ

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作家B、只今「大島窯の店」のネットショップを作るべくパソコンの前でうなる日々です。未だHTMLもCSSも言葉が存在していることしかわからない私が、ページ作りから受注、発送まで担当するのでささやかなお店になることと思います。お客様はもちろん、作者自身も楽しめるようなページをめざしてチャレンジ中です。

 

 

 

丸の内を歩いていたら。

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夕暮れの丸の内、

三菱1号館館美術館エリアの中庭

 

 

先日の東京でのこと、10代の頃からの親友と夕暮れの丸の内を歩いていたら、通りに大きな虎の彫刻が出現。もしやと近づいたら、「ANIMALS」シリーズの人気作家、三沢厚彦氏の作品でした。しばらく進むと今度は見上げるような彫像が。この顔は!とプレートを確認すると、イタリアの作家、ジュリアーニ・ヴァンジの作品です。いつかは見たいと思っていた作品と突如出会う事ができました。後日、調べたら「丸の内 ストリートギャラリー」の一群だそうです。

薄暮の中でヴァンジの作品と出会った帰り道、思い出していたのは隣の隣の島、大三島のところミュージアムです。初めて訪れた時、私の大好きなマリソールの、しかも「ピカソ」の作品に出会えたのは感動でした。ところミュージアム自体も農道にポツンと佇んだ作品のようです。今頃、マンズーの「枢機卿像」と共に見る海も秋の気配がしているだろうか、と想いを馳せるようなチャーミングな美術館です。

 

 

facebook

IT音痴の作家A,Bですが、今年はこのブログを始め奮闘中です。

夏の東京展でお会いした方々に影響されてfacebookも挑戦することになりました。

どうぞ暖かく見守って下さい。。。

 

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展示会前

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化粧金彩波文小鉢

 

 

最後の金彩を窯で焼成中、外は大雨、遠くで雷がピカピカしていました。雷で、電話、テレビにモデムと電気類の被害が度々なので、「この期に及んで窯に落ちませんように。」と心穏やかでない数時間を過ごしました。杞憂の後、無事に最後の荷を発送しました。仕事をしている間にもう「秋」の文字も見かける時分になりました。夏の終わりに東京で懐かしい人達に会えるのが楽しみです。

 

 

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新作「練り込み手雛の箱」シリーズから

 

送り火

八月は日本という国を省みる刻です。

そんな時、我窯は月末の東京での小規模ながら作陶展を催す準備に汗を流しています。(8月24日~29日/STAGE銀座)

きのうはお盆の達雄の送り火を焚きながら、つい「そちらでも(あの世)がんばってね。」と口に出て、「それはないだろう。」と作家Bに笑われました。

 

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山内達雄作

化粧魚文水注ぎ