
のぼり窯の準備も、もう一息のところまできました。忙しい日々です。そんな時我が家でも気付きにくい湿地の場所に、毎年多年草のエビネが群生しています。なんだか疲れを忘れて嬉しい気持ちを味わえる一瞬です。
のぼり窯の準備も、もう一息のところまできました。忙しい日々です。そんな時我が家でも気付きにくい湿地の場所に、毎年多年草のエビネが群生しています。なんだか疲れを忘れて嬉しい気持ちを味わえる一瞬です。
この季節、春蘭は本庄の山で時折見かける花です。春蘭の種類は日本産、台湾産、中国産、各々多種多様です。本庄の山で目にする春蘭は野生のせいか土壌のせいか色彩が薄く珍しく幽玄をさそう花色です。
五月梅(別名:梅花空木)が清楚に咲きました。松山三越で菫窯会というグループ展に参加していた時、会場担当の方からいただいたものです。一重の白い花は今年も咲いたネと待ちかねていた気持ちをほっとさせてくれます。
「智恵子抄」ではないですが、島も空がきれいです。
木立の上に浮かぶ月の美しさにしばし足を止めていると、どこからか飛行機の音がします。
空路になっているのかここでは夜、飛行機をよく見かけます。赤い光を点滅させながら飛行機は、その身は暗闇に沈ませるように星々の合間をゆっくりと進んでいきます。私は親譲りの飛行機嫌い。乗ったことも乗る予定もないのですが、静かな山中で夜空と飛行機(その中にいるであろう人々と)を想う時、日常の慌ただしさを忘れます。
激しい春の風が吹きました。肌寒い日です。
風にも負けず花々が咲きました。白梅がりんと咲き、紅梅が八重の深い紅色をつけてぽつぽつと色を そえています。黄色の山茱萸、 万作も咲いています。この時期、我 窯は忙しい土仕事に追われ、花をめでることも忘れています。でも今年は幸運にもあんずが咲いているのに気付きました。あんずは短命であっという間に視野からはずれてしまうのです。