鶴姫

白いつばきが咲きました。島の方からいただいて、植えたのは十年前。名前を「鶴姫」と聞きました。大柄で可憐な椿、うつむきかげんが、大三島のつる姫伝説を彷彿とさせています。

 

 

玉の脱走

 

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今日は「たまちゃーん!!」と外からの作家Aの悲鳴で飛び起きました。外出禁止になってまる二年を迎えるたま。外に出てしまったようです。大急ぎで声のする方に向かうと「たすけて・・・」とうめきながら足を下に万歳ポーズで山の斜面をずり落ちてくる作家A。道なき道、枯葉に足をとられ、茂り始めた野ばらにひっかかりながら上がると、久しぶりの外が怖いのか、人間二人のただならぬ様子が怖いのか、玉は木の根元で固まっていました。猫撫で声で近づき玉を捕獲。ブルブル震えている玉を、作家Aが持ってきてくれたケージに押し込め、再び枯葉といばらに往生しながら家に到着、1時間足らずの玉の逃走劇でした。

脱走の原因はこれ↓です。

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一面に咲き始めたつる桔梗を撮影したままドアを閉め忘れたのでした。

玉にすれば、ふらっと出てみたら大事になっていたというところでしょう。

幸いにもウルシもマムシもハチも…etc、生き物が活動前のこの時期、人間も擦り傷程度ですんでよかったです。

 

 

 

 

黄色の花

 

のぼり窯の準備が遅れがちなのに、ゆっくり散歩をしています。例年は忙しくて見過ごしてしまう山茱萸が七、八分咲き、菜の花が歩道を飾っています。

我窯では、春の黄色は「幸福のハンカチ」の色ではなく、「おくれてるゾー」とのぼり窯の仕事開始を促す花々の色です。

 

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春の新作展③

 

新作展も後半に入りました。

今回の新作展では金彩の新しい文様を試しています。

 

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化粧金彩鳥文ぐい呑み

 

 

 

 

 

 

鳥文や

 

 

 

 

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化粧金彩花文ぐい呑み

 

 

 

 

 

花文の新しいバージョンです。

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「茜」 7.5㎝×7cm×高さ3.5㎝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

以前からご要望があった童傭のペーパーウェイトも登場です。

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練り込み足付タタラ鉢

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

釉薬の流れがダイナミックな練り込みのタタラ鉢はピンクの足もチャーミングです。

 

 

 

 

 

 

寒気も緩み春も近づいて参りました。お誘い合わせの上お出かけ下さいませ。

 

 

 

 

 

 

 

 

春の新作展①

只今、「春の新作展」を開催中です。店での企画展は2年ぶりです。

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中央は案内状にも登場した作家Aの新作の練り込み長方花入れです。ウィンドウの空間と合い堂々としたかたちがよく出ています。

 

 

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店内では練り込み長方花器とトルコ桔梗や葉蘭が伸びやかで爽やかな空間を演出しています。この二つの新しい練り込み長方花器、同じサイズで一組のようですが、口の仕上がりが異なりそれぞれチャーミングです。店頭で二つの個性をじっくりご覧下さい。

 

 

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作家Bの金彩シリーズの新作です。花文(左)と葡萄文(右)のマグカップは、カフェオレにもスープにも使えるサイズです。

 

 

 

「第13回大島窯企画 春の新作展」

~3月6日(日)まで※3月2日(水)定休日

大島窯の店

搬入前

明日から新作展です。

今日は店で飾りつけです。器物は発送済みです。今回は陶板額の絵も数点、並べます。絵はぎりぎりまで手を入れていたので、直接会場に持参します。

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「flower」
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「voice③」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「春の新作展」大島窯の店にて、明日~3月6日までです。(水曜定休)

お時間ありましたらどうぞお立ち寄りください。

 

東京展での同窓の人達⑦

高村光太郎賞を受賞された西大由先生は、芸大金工科で鋳金を学んだ山内達雄の師でした。たまたま作家Aの芸術学科の恩師、前田泰次先生と、とても親しいご友人でもありました。私の京橋、クボタギャラリーの個展の折には何度か足を運んで下さいました。何時もおハガキをいただき、「仕事を続けることが大事だと思います。美しいものは美しい心が作ります。がんばって下さい。」等々、大切なご教示を沢山いただきました。

 

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西大由先生の年賀状

東京展での同窓の人達⑥

何時も静風を感じる高木慶子さんの油彩は、続ける強い意志を感じとれると思います。作家Aの芸大芸術学科2年先輩で東大大学院を卒業後も銀座での個展を続けておられます。ハーバート・リードの「芸術の意味」を手渡して下さったのがお付き合いの始まりです。

 

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個展25周年記念の画集