酔芙蓉

台風の風が残っているようで、今日はお昼になっても25℃。さわやかです。昨日までの西日本は、一か月以上も雨がなく、34℃の日照りが続いていました。花の気配など気に出来ない程、暑さに耐える日々でした。それでも、初秋の花、酔芙蓉を見つけました。優雅に咲いています。

 

 

 

ハーバリー

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今治港の❝大きなふね❞の建物、「みなと交流センター」が7月末にオープンしました。愛称は「ハーバリー」だそうです。(港の「ハーバー」と今治の「バリ」)

カフェや地元ラヂオ局など色々な施設が入っているようです。4階のビアレストランからは対岸の大島、市街の今治城をみることができます。

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4階レストランからみた(右)市街側、(左)海側

港に来ると、今はない大島行きのフェリーを思い出します。大きな船で、1時間に2本、¥280(人)の便利な船でもありました。ゆったりした座席で、海を眺めながら行き来する25分は島ならではの贅沢でした。今はすっかりバス通いですが、「ハーバリー」も少しずつ思い出の場所になってゆくのでしょうか。

 

 

 

 

 

 

夏休み

「弓削島」と言ったら「弓削商船」。という位の知識しかなく、同じ島暮らしでもご縁のない所と思っていました。が、この夏、ムサ美の先輩達の旅行にご一緒して思いがけず弓削に行くことができました。かの弓削商船(国立弓削商船高等専門学校)裏には、きれいな海水浴場が広がり、まだまだ夏を楽しむ人達で賑わっていました。初めての弓削は、さわやかさとひなびた佇まいの愛らしい島で、気心の知れた人達と過ごせて、ちょっとした夏休みになりました。

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木漏れ陽の譜

 

島の山での生活は、覚悟していたとはいえ、思いがけない困難に出会うことがあります。そんな日々を、ご厚意で見守って下さるご夫妻から、レリーフのご依頼がありました。

心を込めて贈られる応援先は、「東広島市八本松みづき認定こども園馬越学園」です。

光栄です。

 

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レリーフ「木漏れ陽の譜」

 

 

 

 

寅文様花入れ

「トラです。トラを!」と、ご注文を受けた寅文様花入れ。干支にちなんで寅香合は創っていたのでなじみがあるのですが、花入れということで少々躊躇しました。寅年生まれの阪神ファンの方に送るプレゼント、役割を果たせたでしょうか?

 

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寅文様花入れ

「夏桜展 2016」ーspace sacra-

今年6月にオープンしたばかりの「space sacra (スペースサクラ)」。

現在、今治の作家33名によるグループ展「夏桜展」を開催中です。

先月のギャラリーCHUCHUでの作陶展の際に声をかけていただき作家Bも絵を出品中です。

ほどよい広さの会場は、絵画だけでなく立体にもよさそうです。

 

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奥にはくつろげる談話スペースがあります。

ギャラリーとしてだけではなく、イヴェントなど多目的に使えるそうです。

東京芸大の油科を修了したオーナーの羽藤さんは、絵画教室もされています。

今治の新しいアートシーン、「space sacra」。

この機会にぜひお立ち寄り下さい。

 

「夏桜展 2016」

8月13日(土)~8月21日(日)

11:00~18:00

会期中無休

space sacra

〒794-0007 愛媛県今治市近見町3丁目4-43

℡0898-23-4310 fax0898-22-0557

✉sacracredo@diary.ocn.ne.jp

ホームページ  https://www.facebook.com/spacesacra/

 

 

 

象のおばさん

 

愛犬芙音が、15才で亡くなった時、しばらくは「ペットロス」でした。その状態を克服する為、作家Bが象を創ってみたらと助言してくれました。其の後、芙音の思い出を秘めた象達は、十頭余り各家庭へ旅立ちました。或るお宅では、二頭居て、作家Aは象のおばさんと呼ばれていると聞き、私もその呼び名が何故か気に入っています。

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響き

素描

 

かって、作家Aの故郷、広島県三次市の実家玄関には、荻太郎氏の女性像が飾ってありました。作者の荻氏は新制作協会会員同志の父と、とても懇意でした。当時、先生は東京芸大受験の素描指導で神様と評判の方でした。我が家に滞在されていた時、私は芸大受験をすすめられました。県立三次高校三年生の田舎者は、フワーとしたまま、その言葉に従ったものです。現在は、私の手元にある荻先生の女性像をみると、あの頃がよみがえります。

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荻太郎画「女性像」

ふくろう

数年前、知人のk・Оさんから「ふくろうを創って下さい。」との依頼を受けたことがあります。「袋ですか?」と問い直す位、縁遠く感じたふくろうですが、実はご縁がありました。父が属していた新制作協会の友人であった山本常一さんが、ふくろうがテーマの彫刻家でした。実際にふくろうを飼っておられて、その様子を父から聞いたり写真を見たこともあったのでした。k・Оさんからの依頼を受けた当時、山本常一さんのふくろうは全く記憶に残っていなくて、私なりのふくろうが出来上がったのでした。改めて、今、何時か機会があれば練りこみ手にこだわらないふくろうを創ってみたいと思っています。

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ネットショップ入荷情報

もう夏の暑さは堪能できた気がするのですが、まだ8月は始まったばかりで先が思いやられます。さてネットショップに印花文の急須など入荷しました。5月の登り窯で焼成した乳濁釉のマグカップは優しい水色に仕上がり今の季節によいかと思います。また実店舗「大島窯の店」のセールにあわせて、ネットショップでもセールを始めました。ご覧いただければ幸いです。

ネットショップ「ohshimagama」

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(右上)練り込み碗、(左上)印花文急須、 (右下)乳濁釉カップ、(左下)化粧盤皿