作家Aがs58年から銀花新宿店コーナーで始めた作陶展は、昨年まで毎年東京の各場所での展示会を続ける事につながりました。当初は「登り窯から生まれた子供達」から、始めたものでコレクターの方々に支えていただきました。時代の変化に伴い、花器や雑器が混じることになり、今日に至っています。Hさんはインターネット上の「ギャラリ-」からの作品を選択下さる方で、ご自分の意向でもとめられた作家Aの作品が、何時の間にか作品群になっています。これからも不思議なHさんとのご縁は、新しい作品を創る大切な原動力になるものと思っています。Hさんへの感謝を込めて。
投稿者: ohshimagama
猫、猫、猫。
獣医師になればというほど動物好きの作家B。もちろん猫3匹のネコボスです。責任のない作家Aは猫たちから見れば、付き添い人でしょう。不行跡から家猫になるに至った玉三郎。おおまかな性格ですが、蓋付の湯吞みを開けてのむ器用な足さばきで、油断禁物です。今、1番、気になるのが乙女で、外へ出て自活しているせいか、お腹の調子がいまいちです。ただいま戻りましたとばかりに大声で門口を開けさせて帰宅します。いちこは、この寒空、外へ出る無駄はしません。作家Aをとても綺麗な目で見つめています。
「運動を続けて下さい。」
三年前、レントゲンで狭窄症の診断を受けてから、作家Aはエアバイクを断続的に続けています。不思議なことに思えるのですが、当初診察を受けた頃よりも格段に改善していることです。3か月に1度、診察を受ける整形外科の先生に「スポーツを続けて下さい。」と云う言葉だけをいただいています。そんなこともあって、今日は粘土の三断層の浄化槽の掃除をしたところです。
手習い
インターネットの普及は、世代を二分し兼ねないようです。高齢者で苦手な人達は、沢山いらっしゃると思います。私もその一人で、読むことは出来るのですが、窯元ブログも、文を書いて、写真を撮って後の作業は、作家Bに依頼しておりましたが、先頃から自分で打ち始めています。私のインターネットの手習い、さて、どこまで身に着くでしょうか。
『月夜のモザイク』
〔川音が聞こえる夜、
花は目覚めてほんのりかおり、
川波は、
モザイク模様にゆれ月影に染まる時。〕
寒さに緊張するこの頃です。ふと、暖かい季節の幻想の時もあっていいかと、『月夜のモザイク』を書いてみました。
『茶釜の旅』
作家Aは、芸大芸術学部に入学当時、助手の山川さんから一週間に一度は、神田の古本屋街を見て歩くよう勧められました。その当時私にとって、大切な蔵書は、学長の上野直昭先生の「上代の彫刻」と前田泰次先生の『工芸概論』でした。前田先生はs44年、朝倉村で開業を始めていた我窯に旅の途中でたちよられました。其の折に、s54年初版の『茶釜の旅』に、署名された著作をいただいています。現在、ギャラリーTomで、『もののいのち、前田泰次の「工芸論」より』が1月6日~28日開催されています。親しくさせていただいているご息女、露木恵子様から嬉しいご案内をいただいています。
『もののいのち』
前田泰次の「工芸論」より
2018年1月6日(土)~28日(日)
11:00~18:00
1月15日(月)、22時(月)休館
ギャラリーTOM
〒150-0046
東京都渋谷区松濤2-11-1
Tel 03-3467-8102
www.gallerytom.co.jp
山の花
何時の頃だつたでしよう。庭の隅に椿らしき小生えがあるのに気付きました。
その後、雑事も多く、歳月を重ねていました。
昨日、ふと見ると、こんなにも沢山の花を咲かせる木に成長していました。
山住まいの者は自然の生命力に、唯、感嘆しています。
襖絵④
2013年にの秋に襖絵のお話をいただき、描き上げたのは2014年の六月です。
本画に入るまではスケッチ、資料集め、画材のテスト、そして本画と同寸大の紙で一度大下図を描き、構図の修正などの準備をしました。襖絵本体は四月に吉祥寺から我が家に運び込まれました。まず春・秋の四枚をかき一か月後に次ぎの秋・冬の襖と交換して制作しました。
制作中に感じた鳥のこ紙に墨が染み込んでいく感覚は今でも鮮明です。大画面に墨で大きく描くのは気持ちのよいものです。しかし墨を安易に扱うと却って下品になり難しさも感じました。陶芸もそうですが素材は大切な要素です。素材の質感を引き出す、理解するというのは私には欠けている点だったと思います。自分の絵を見るといつも反省ばかりですが、襖絵の制作は貴重な経験でした。
「石槌山の四季」ー冬ー